モンスターコンシューマ
私は、商売柄、食料品のイングレを見ますけれど、
商売柄、見る価値のないことも知っています・・・
日本の消費者は、世界的に言えば、
モンスターコンシューマ!!
要するに、売り手に対しては、
狂気の沙汰の正確さを要求します。
ヒステリックな反応を正常だと思っています。
金を払う『客』の立場になると・・・
日本人は、狂います。
実は、この狂い方をもって、世界で、古くから、
『エコノミックアニマル』と呼ばれているのです。
お金への執着だけなら、
他の国は、もっと、すごい。
日本人は、
お金には、綺麗なほうでしょうね (*^-^*)
日本人の、お金への執着を
『エコノミックアニマル』と、
いっているわけでは、ないのです。
他の国の『客』は、
『買い手』も、『売り手』になることがある。
自分が、『売り手』だったら、この要求は正当か?
と考えるのだけれど、
日本人の『客』は、考えないのね・・・
たとえば、ビスケットの箱。
中身が壊れにくいように、
箱に入っているわけだけれど、
日本では、箱の角が潰れているだけで、
『廃棄』・・・・・
包装用の外箱の角が潰れているだけで、
流通がストップしてしまうなんて、
食糧事情の悪い国のことを考えたら、
ありえない、横柄さ・・・
でも、それすら、わからないんだなぁ~!
広く世界に、心を馳せるという、
想像力が欠如しています。
嘘か誠か、は、???ですが、
『民が、パンすら食べられない・・・』
に対する、
マリーアントワネットの発言とされる、
『あら、パンが、ないなら、ケーキを食べればいい・・・』
この発言と同じ程度の世界認識が、
今の平均的な日本の消費者の・・・・・
英語で言うところの 『FAT CAT』
なのよね、日本の消費者って・・・
このあたりのことは、もう、
世界中で、わかっていることなので、
世界の食料市場では、もう、既に、
日本は無視されはじめています。
日本は、頭下げて、大枚を、はたかないと、
もう、買えないんです。
狂気の『客』ということ。
三〇物産さんや〇菱商事さんたち、
総合商社さんと呼ばれている人たちが、
いろいろなリスクを背負いながら、
利権のバータなどで、
必死に食料調達をしています。
(感謝)
そんな状態だから、
日本の表示ルールは、
輸出入で、摩擦が起きないように、
輸出国を刺激しないように、
『魔法』が、かけられています。
そのまま表示したら、
日本の消費者は、ヒステリーを起こすし、
そのヒステリーによって、輸出国が怒って、
食料調達が出来なくなっても困るし・・・
書かなくてもOK、というわけにも、いかないし・・・
で、『魔法』に、なっています (笑)
感覚的には、みなさんも、
もちろん、わかっていらっしゃるでしょうね!
もう、中国製品ナシでは、
日本人は、全員、栄養失調になります。
よい、わるい、の話は、
もう、している段階ではないのです。
そこまで、平均的な日本人は、
日本の第一次産業を侮蔑してきてしまった。
ということです・・・
『そんなことはない』
と、おっしゃるかたも、いらっしゃるでしょう。
私だって、これが杞憂であれば、
どれほど、心安らかか・・・・・