残したかったら、『使え』!! | まわりから『ありがとう』と言われて、生きていきたい

残したかったら、『使え』!!

先日の新聞記事の中に、

『小売店が、なくなって、寂しい』

『ちょっと、つっかけて、キャベツ一個買いにいく』

『そんな生活は、もう、無理なのか・・・』

という感じの記事がありました。

『まちづくり』関連法案が、できましたよね。

趣旨は簡単明瞭。

町なかの地元資本が元気でなければ、

消費者、生活者たる我々の今後の幸せも、『ない』。

ということです。

巨大で、『のろま』にならざるを得ない

行政でさえ、

今のまま、

大資本中心の弱肉強食を放置することは

国民にとって不利益であり、かつ、

それが今般、すでに何らかの対処をしなければ、

たいへんな未来となることを十分に予測できる、

まさに、危機的状況にまで陥っている。

ということを、

認知していることを示すものであります。

『想像力の欠如』を批判される日本の行政にあって、かくの如し。

『民事不介入』を強く標榜する日本の行政にあって、かくの如し。

このままいけば、

年老いても、

日用品を買いに車を飛ばし、

うんざりするような売り場スペースを徘徊し、

ぞっとするほど遠い駐車場まで、

カートを押し押し、歩かされる。

店員は、マニュアルに沿った温かい笑顔で、

マニュアルに沿った温かいおもてなし。

今聞いた『あなただけのために』のせりふが

もう隣から聞こえてくる (笑)

これが、ただ、時代に流された『あなたと私』の未来の現実。

あそこでしか買えなかったおかみさんの笑顔付きのおいしいおまんじゅう。

自分の目と言葉で責任を持って、良いものを薦めてくれた魚屋の大将。

何年も前から絶滅危惧種と、なっていましたね。

『なんで絶滅の危機に瀕しているの。』

『おかみさんも大将も、その店では、飯が食えないから。』

『なんで飯が食えないの。』

『あなたがその店で買い物をしてやらないから。』

『なんで私はそこで買わなかったのだろう?』

『あなたが、無形のサービスに対価を払うのを嫌い、

まわりの人の価値基準でものを判断し、

良きも悪しきも、【見えないものは無いもの】と、勘定して、

【安もの買い】をし続けたから。』

『それじゃたまに【おかみさんや大将のもの】が欲しいときや、

ショッピングセンターに行くのがしんどい時に困る・・・』

『そんな、あなたの、ご都合主義では、問題は解決しないよ。』

『じゃあ、どうしたら???』

『今、その店で買うこと。今、具体的に利用すること。そう、具体的に。』

『あら、なくなっちゃったの!?残忍ね~~!!』

って、

『あなたが、使わなかったからよ!!』

歳をとって、車の運転が、危うくなっても、

今の地域で、楽しく暮らしたければ・・・、

お店で、『本物』と出会いたければ・・・、

肉屋、魚屋、乾物屋、

八百屋、豆腐屋、酒屋に菓子屋。

残したかったら、使うこと!!

博物館でしか、みられなくなっちゃうぞ!