責任者
今日は、以前から予定されていた、
イレギュラー配送があるため、
社長も、配達です。
部長が社長に言いました。
『●●のやつ(配車の責任者)、昨日、
突然入ってきたイレギュラー配送も、
ふたつ返事で受けたと思ったら、
社長の配送に、くっつけやがったんですね!!』
『まったく、あいつは!!』
社長は、部長に、言いました。
『いえいえ、良い判断ですよ。』
『彼は、私が、今日、遠方へ配送に出かけることを知っています。』
『トラック配送だし、東京の道路事情を考慮すれば、
今日の私は、余裕を持った日程にしているであろうことは、
彼にとっても、想像に難くありませんよ。』
『その帰り道で、ということが、ベストなら、私を使ってくれていい。』
部長が、社長に、言いました。
『でも、社長の都合が明確には、わからないのに、
自分のスケジュールかのように、
勝手に、社長を『当て』にするなんて!!!』
『当てが外れたら、どうするつもりなんだ!!』
社長が、部長に、言いました。
『彼は、配車の責任者ですよ』
『配車の可不可の判断は、瞬時にしなくてはなりません』
『責任者が、【上司に訊かないと、わかりません】と、
答えるべきではないでしょ?』
『即座に、判断をして、結果については、責任を持つ。』
『私の都合が、予想に反して、つかなかった時は、
間に合うように、自分が、早くから、動けばいい。
部下にも、早くから、動いてもらえばいい。』
部長が、社長に、言いました。
『彼の部下が、彼の指示に従わず、
仕事が機能しなかったら、どうするのですか?』
社長が、部長に、言いました。
『普段、彼が、部下の苦労を、共に背負っていれば、
そんな話には、ならないよ。』
『もし、そういう話になったとしたら・・・、
彼は責任者になるべき人ではないし、
その結果については、
彼を責任者に任命したヤツが、責任者でしょ。』
『せいぜい、責任を感じて、彼のその境遇を助けるべきではないのかい?』
どうも、世の中、責任者の責任者が、
せっかく、任せたのに、いちいち、口出し・・・
これをやっているから、
成長しないんだな~~~。
あっ、私の会社。 よ (笑)
まあ、でも、世に生きる者のひとりとしては、
ベストを尽くしたのに、結果が芳しくなかった場合、
『客』だ、『権利』だ、『契約』だ、
と、大騒ぎするのは、やめたいものです。
実際、100点を取ることは、
そう、難しいことではありません。
実社会では、個々の仕事では、
100点の結果を以って、
『当たり前』とするのでしょう。
しかしながら、はっきりしていることがあります。
『100点は、取り続けられない。』
ということ。
私たち、人間には・・・・・。
だから・・・・・、ネ (*^-^*)
もう、ちょっと・・・、
もう、ちょっとだけでいいから、
『寛容』であるように・・・。
『誠実な失敗』に対して・・・・・
人を育てるのだと思って・・・
ね (*^-^*)
そうしよう (*^-^*)