『お客様は神様』?の訳ないでしょ!!
おりしも、昭和30年代が注目されておりますが、
若い方でも、池田勇人内閣の掲げた『所得倍増計画』くらいは
ご存知のことでしょう。
大蔵省出身の下村治氏が
これに絡んでいらゃっしゃったとのこと。
彼の言葉から、
経済の動向は、需要の方向によって決定される。
あきらかに、その動向は、
民族の進むべき方向についての、
高い見識、あるいはビジョンによって
指導されるべきものである。
すばらしいね!!
どちらに進む『べき』なのか、
何が『高い見識』なのかは
別として、
需要という『ゼニ』の力の向く方向に対して、
『向くべき方向』への指導があるべきだ、
というのは、正しいですね。
『お客様は神様』?・・・の訳ないでしょ!!
でも、今は、ただ、カネを動かすことのできるやつが
自分の都合『だけ』にフォーカスして決めたことが、
事実上の『ルール』になってしまう。
もちろん、これは、昔も今も、
そうはかわらないのだろうけれど、
今の日本のように、ゆるぎない『金持ち』のいない国では
『高給取りの社長』は、いても、
『人材を発掘する勇気のある社長』が、いないね。
登用に失敗すると自らの地位を揺るがしてしまうので、
できないんでしょうね。
今、『人物』が、『いない』というと、つらい。
でも、高度成長の中で、
この『指導』を軽視し、
指導者を冷遇し、
結果、『正しいもの』の所在に関して、
『発言力』を持って『発言』できる『人物』を
作り出す土壌を失くしてしまった。
だから、『人物』が育つ土壌がないんだね、今の日本には。
だから、正しいことが通らない、
カネの力に、『コテンパ』にされてしまう国に
なってしまったのだなあ。
『ちから』は、ないけれど、『がんばろっ』と (*^-^*)