お金持ちの役割(仕事)
世界標準で思考したとき、
『お金持ち』をどう定義すればいいのだろう。
私の意見をまとめてみると、
自らの所有する資産の運用を、
任せるに足る人に任せ、
その運用益で生活している人。
とでも言い表そうか。
少なくとも、
金を稼ぐための仕事、妥当な報酬のある役職についている人は、
いくら金を持っていても『RICH』ではありませんな。
2007年3月城山三郎さんが逝去なされました。
『金儲けのうまいことなどホンモノと関係ない』
とおっしゃっておられた方です。
もちろん、そのとおり。
じゃ、お金持ちの役割は?
『ホンモノ』との関係は?
お金持ちの役割は『ホンモノ』を見い出して、
その人、その価値観に、投資することでしょう。
『ホンモノ』でも、
霞を食っては生きられまいて。
その人の持つ『ホンモノ』の力を、
世のために使うにあたり、
まずは、
その人の肉体を維持してやらなければなるまいて。
その人の感性、頭脳を駆使し、
出会いの力で、その価値を世に広めるためにも、
可能な限り、肉体を維持させなくては。
『ホンモノ』に権威らしきものを付与するのも
『金持ち』の仕事でしょう。
『地上の星』を見つける眼力と、
そこへ、損を覚悟で、
まさに道楽として金を注ぎ込む。
これができる余裕のない人を以って、
『金持ち』とは言わないね。
こんな余裕のある『金持ち』だからこそ、
世の中は、彼らが『金持ち』であることを許し、
彼らが『金持ち』であり続けられることを
望むのかもしれない。
確かに西洋にはそんな人々がいると聞く。
日本にはそういう意味での金持ちがいない。
今は。
格差社会をよしとはしないが、
独断で『ホンモノ』を世に出す資金力と気概を持つ金持ちが
何人か存在できるくらいの格差はあったほうがいいんじゃない。
『ホンモノ』の『アナタ』のためにも。(*^-^*)