最近、コンビニのレジで「袋いりますか?」と聞かれるたびに、ちょっとした葛藤が生まれる。
正直に言えば、家には使い道のないエコバッグが山ほどあって、かわいいからとつい買ったもの、景品でもらったもの、なんとなく増えていったもの。
なのに、いざ会計の場面になると「あ、持ってくるの忘れた」となる。
あの一瞬の「あー」という気まずさ、わかる人は多いはず。
数円の袋を買うか、それとも手で抱えて帰るか。
どちらを選んでも、ほんの少しだけ自分に言い訳をしたくなる。
「今日は荷物多いし」「このあと寄り道するし」。
環境のため、という大義名分は頭では理解しているのに、日常のちょっとした面倒くささにはなかなか勝てない。
でも、面白いのはここからで、そんな自分を少しだけ俯瞰して見ると、妙に人間らしくて笑えてくる。
理想と現実のズレなんて、大げさな話じゃなくて、こういうレジ前の数秒にぎゅっと詰まっている気がする。
最近は、あえて「袋いりません」と言ったあと、無理やりポケットやカバンに詰め込む遊びみたいなことをしている。
パンと飲み物とお菓子をどうやって収めるか、小さなパズル感覚だ。
成功するとちょっとした達成感があるし、失敗して結局こぼれそうになるのも、それはそれでネタになる。
たぶん、大事なのは完璧にやることじゃなくて、こういう小さな選択を少しだけ意識することなんだろう。
毎回うまくいかなくてもいいし、たまには袋を買ってもいい。
ただ、そのたびに「まあいっか」と笑える余白を持っていたい。
エコって、もっと気楽でいいのかもしれない。
レジ前の数秒に悩むくらいのゆるさで、ちょうどいい。




