私にとって、一日の中で一番大事な食事は、 ”朝ごはん” 。

そして、大好きなケララ料理の中で最も好きなのも、朝ごはん。

 

つまり、ケララでの朝ごはんは私にとって最高の食事といえます。

 

私のケララ料理好きの話は、ブログでもインスタグラムでも、何度もさせて
いただいていると思うので、今回は日本の家庭で簡単に作れる "ドーサ” の
作り方をご紹介しようと思います。

 

本来、浸水させたお米とウラッド豆をペーストにして、それを一晩ほど発酵
させて生地を作る”ドーサ”。最近日本のインド料理屋さんでも見かけるようになり、
日本人にも人気のあるのは、大きな鉄板でパリパリのクレープ状に焼かれた、大きな
ペーパードーサ。

インドでも、今ではケララ以外の州でもポピュラーになっています。

しかし、広島焼やパリッとしたクレープは外で食べるもの、という人がほとんどで
あるように、あのペーパードーサをインドの家庭で食べることはほとんどありません。
(私の知っている限り。)

やはり、あのパリパリで迫力のある大きさのペーパードーサは、インド人にとっても、

”外で食べる食べ物” なのです。

 

かといって、インドの一般家庭(とくに南インド)でドーサを家で作って
食べないという訳ではないのです。むしろ、朝でも昼でも、よく食べます。

何が違うかというと、生地は同じでも、形状が違うのです。

 

家で作る場合は、生地を厚めに焼いて、パンケーキのようなドーサを作ります。

 

ドーサの生地を作るためのお米とウラッド豆も、ドーサ・ミックスなるものも、

最近ではインド食材店で(オンラインでも)手に入るとはえ、お米や豆から

となると、ミキサーが必要だったり、発酵させるのに時間がかかったりと、

やはり食べたいときにさっとは食べられませんよね。

日本のインド料理屋さんのドーサはとても高いし・・・。

(インドで食べたら、ペーパードーサは一枚100円くらいです。)

 

そこで、とても簡単な、インスタントドーサの作り方をご紹介します。

 

=材料= (2枚分)

・セモリナ粉(なければ小麦粉又は全粒粉)1カップ

・米粉(なければ上新粉でも可)1/2カップ

 

 セモリナ粉と米粉に塩一つまみと水を加えて、さらさらになり過ぎないペースト状にし、

 最低30分から1時間ほど置いて生地をなじませる。

 

おかずを作っておけば、この生地を油またはギーで焼くだけでもいいのですが、

ワンディッシュで楽しみたい場合は、この生地に以下の具材を足して焼きます。

・ブラックペッパー

・コリアンダー、青唐辛子(フレッシュなものを刻む)

・玉ねぎ(みじん切り)

 

上の材料を全部生地に混ぜて寝かせて焼き、ココナッツやトマトチャッツネと
一緒にいただきます。

 

セモリナ粉で作ったドーサのことを ”Rava(ラヴァ)ドーサ”と呼びます。

普通の小麦粉でもおいしいのですが、セモリナ粉で作った方が、もちもち
しながら外側にはさっくり感が出て、より美味しいです。

 

チャッツネおかずとなる副菜のレシピはまた改めてご紹介しますね。

 

ジャムやはちみつを塗ってパンケーキのように食べても美味しいです。

ついついぺろりと食べてしまうのですが、米粉が入っているため、後から
お腹にずっしりくるので、食べすぎにはご注意ください!

 

”ほっぺたちゃん” の愛称でみんなのアイドルとして君臨している甥も、ついに

匍匐前進を始めました☆