6月に入り、日本全体に張り巡らされていた緊張感が少し和らいで来たと同時に、

空模様も気まぐれになってきましたね。

 

近所の家の軒先や公園で、多種多様の紫陽花が花を咲かせているのを見ると、

梅雨の足音を感じます。

 

3月の帰国から、毎日ほとんど変わらない平穏な生活を送っているのですが、

一向にインドに戻れる気配もなく、かといってこの状況の中何か新しい事を

始める気持ちわかないのと、またいつどこに行くかわからないと思っているので、

日本で生活しているときには欠かさなかった、季節ごとの常備菜や調味料づくりに
手を出さずにいました。

 

昨日、いつも立ち寄る地産食品店で旬の野草と共に並んでいたのが、青々とした

青梅と山椒の実。

 

インドに行く前には、毎年梅を3㎏は漬けていた、梅干し好きな私。

ちょうど先週は、「今年は梅酒を作ろうと思う」と言う友達と、梅酒の話を
していたところでした。そのときは自分は作る気は全然なかったのですが、

昨日、店先に並ぶ梅を目にしたとき、

「何か作ろうかな。」

と、急に思い立ち、無農薬の青梅1㎏と、その横に売られていた山椒の実を

購入しました。

 

梅シロップか、梅酒か、梅干しか・・・とまだ迷っているのですが、

久しぶりだったので、梅干しの下準備のことをすっかり忘れていて、

何も考えず、買ってきた青梅をすぐに水に浸けて、あく抜きをしてしまい

ました・・・。完熟まで待たなければいけなかったのに(涙)。

 

となると、残された道は、梅シロップか梅酒ですね。

さて、どうしましょう。

 

そして、山椒の実。

こちらは、とりあえずもう少し乾燥させてから、粉にしようと思っています。

 

そんな仕込み熱に火が付いたところに、今日はルバーブを見つけてしまいました。

 

もちろん迷わず大人買い。(2袋しかなかったのですが)

 

さっそく煮てジャム作りました。

ルバーブ、名前も色も美しくて好きです。

 

ちくちく針仕事も大好きですが、日本の旬ならではの食材を使って風物詩を

楽しむことの喜びを、久しぶりに思い出しました。

 

近所の公園では、オーストラリアで私が好きだったボトルブラシの木やラベンダーが、

その個性的な美しさを控えめにも確かに、梅雨前の公園の風景に彩を与えています。

 

とにかく、もうしばらくじたばたせず、今に集中して過ごそうと思います。

 

健康でいられ、あめつちの恵みを受けられることに感謝をしながら。