東北への旅 ”福島県 川俣町と浪江町”
今回の津波による影響で、いまだ問題が続いている福島原発・・・・
先日、雑誌から ”イヤな情報” を入手してしまった ↓
『文部科学省が公表している放射線の数値は
地表から10m前後の高さに設置された測定器のデータ』
・・・・なんですと?! ∑(゚Д゚)
原発から放出される放射性物質は ”花粉” のようなイメージです
風に乗って空気中を浮遊し、地表に降り落ち、蓄積する。
10mの空中より地表の方が数値が高くなるハズ・・・。
”ならば現実的な高さでの放射線数値” を調べてみようと思い、
計画的非難区域に指定され、先日から避難が開始された
福島県 ”飯館村” 方面へ走りました
福島西ICから114号線(富岡街道)に乗ります
この道はずっと原発の方まで続いているので
ひたすら道なりに走ります
高速から降りたところの街並みは普段通りです
本当に地震があったのかな?って感じるほどでした・・・・
ガソリンスタンドのお兄ちゃんに聞くと、
揺れは酷かったけど、街はほとんど大丈夫だったそうです(´∀`)
(場所によっては崩れた建物もあったそうですが・・・)
114号を小一時間ほど走ると飯館村の隣の ”川俣町” へ入りました
開放的な景色で、春のツーリングには最適の景色でした・・・
しかし、この辺りからだんだん車が少なくなりました (゜д゜;)
川俣町に入った辺りで、ためしに測定してみました
明らかに今まで測定したどこよりも高い・・・
0.8~1 マイクロSV 辺りを指しました (;´Д`)ノ
さらに5キロほど進み、風通しの良い場所で再測定
また、少し高くなりました・・・ 1.0~1.5 マイクロSV辺りでしょうか・・・
1年間の被爆許容限度(一般)の ”1 ミリSV” を考えると
避難した方が良いのは確かです・・・
この辺りはもう30キロ圏内に入っているので、
時々、軽トラのおじいちゃんとすれ違う以外に
住民の姿は見かけません・・・ (><;)
このままさらに トロトロ進むと
”立ち入り禁止区域(原発から20Km内)”の ”浪江町” まで来ました。
この少し手前からもう誰もいません・・・ 怖いくらい静かに感じます・・・
しかし、この先も道が封鎖されているワケでもありません
1台、軽トラのおじいちゃんが町から出てきましたが、
残してきた家畜にエサなどを与えに行っているのでしょうか・・・(ノДT)
浪江町に入ってすぐのトコロが高台だったので
すかさず測定・・・・・
一気に針がハネ上がりました
驚きでちょっと手が震えてしまった・・・
画像では見難いですが 3 マイクロSV以上を指し続けました
次の目盛りが ”10” なので、 常時 3~5 マイクロSV くらいはありそうです
ずっとここに住めば、年間の被爆許容量 1ミリSV は軽く超えます・・・
測定数値(時) × 24(1日) × 30 (1ヶ月) × 12 (1年) = A
これは体外被曝のみなので、呼吸、食物、水 による被爆も加えると
A × 4 = B
B が 年間の被爆量って事になります
警察が警備しているわけでもありませんが、
これ以上先には怖くて行けませんでした
この放射線の影響でまだ捜索されていない不明者や
取り残された家畜の事を思うと、近づけません・・・
道の先、山の向こうへ向かって手を合わせ、
その場を後にしました
帰りは浪江町を迂回するように東京方面へ南下する
田舎道を通りました
こんなに気持ちのイイ景色が広がっています
(この辺りは住人が住んでいらっしゃるエリア)
原発の影響さえなければ、
この辺りは最高のツーリングルートがいっぱいです
奥の山頂になにやら建物が・・・何かわかりませんが・・・ (- ー;)
たぶんあの裏には原発が見えるんだろうな・・・
山頂の左手には風力発電が建っていましたが、回っていません。
風力発電の存在すら、今日まで知りませんでしたけど・・・ ( ̄_ ̄ i)
風はあるのに、なんで使わないんだろう? と不思議です
やはりこれも壊れているんですかね・・・?
この後は常磐から東北道にのって東京へ戻りました
地震や津波の影響で地元を離れるのも悲しいけど、
建物に被害が無いのに、原発の影響で地元を離れる人はやりきれない思いでしょう・・・
見てきた事を思い出しながら、色々考えさせられました・・・・
今回、 一緒に走ったV2マグナ
3日間で1000キロ以上走り、累計走行距離が28,000キロになりました
不調になる事もまったく無く、ずっと軽快に走ってくれました
信頼できるいいバイクです! (o^-')b