原発事故 『管理区域』について
内容は
中部大学 武田教授のブログから抜粋し、まとめたものです。
「管理区域」とは
放射線の量がある程度高くなると、
そこに出入りすると健康上の問題が生ずる可能性があるので、
被曝量を測定したり、健康診断をしたりする必要のある区域の事。
法律では、一番低いのは一般人の 1年間に1ミリ、
その次は”管理区域”の 3ヶ月で1.3ミリ、
そして放射線の作業をすることがわかっていて、線量を測定したり、
健康診断をする人が女性で 3ヶ月で3ミリ。
これを1時間あたりにすると、
一般人 0.1 マイクロ
管理区域 0.6 マイクロ
放射線作業者(男性) 5.7 マイクロ
放射線作業者(女性) 1.4 マイクロ
[ 上の数値の計算方法 ]
たとえば管理区域での規定値 ”1.3ミリ” は
マイクロシーベルト(マイクロ)でいうと、1300マイクロ。
3ヶ月は時間で言えば、3×30×24=2160時間
1300マイクロを2160時間で割れば、1時間 0.6マイクロ。
つまりテレビ等で報道をしている”1時間あたりの放射線の強さ”になる。
東京ではおおよそ0.1マイクロ程度以下なので、3ヶ月なら約0.2ミリになる。
これは管理区域に相当する放射線の強さより少ない。
3ヶ月も続かないと仮定すれば、さらに低くなる
ちなみに現在の1ヶ月の放射線量はおおよそで、
福島県で5から10マイクロ、
周辺の市町村では2から3マイクロ、
東京近郊では0.1マイクロ程度
東京都民の健康を守るのは、東京都知事の判断。
今後の数週間で事故の処理が終わり、これからは放射線漏れが減ると考えれば、
東京は管理区域にまで設定する必要はないとも考えられる。