首都圏におけるガソリン・灯油の『買占め現象』の件 | えいじの日記帳

首都圏におけるガソリン・灯油の『買占め現象』の件

首都圏における『ガソリン・灯油の買占め』によって


被災地が燃料不足って・・・・なんだかなぁ~・・・(´Д`;)



ネットで調べていたところ、詳しく調べた方がいらっしゃったので


その記事を転載します ↓






[ ガソリンが届くまで ]

原油の輸入

製油

油槽(貯蓄)

小売

個人

現在、輸入は問題なしですが、

製油、油槽について何箇所か被害がでて、操業や流通が滞っている状態です。




[ 大手の現在の状況 ]

・JX日鉱日石(ENEOS,JOMO)(国内シェア33%の最大手)
仙台、鹿島、根岸(横浜)の製油所が被害にあい、操業停止中。

東北地方の油槽所も八戸、塩釜が稼動できない状態。

最もダメージが大きく70万バレル近く製油できない状態で復興に時間がかかりそう。

・エクソンモービル(ESSO、MOBILE)(17%)
拠点が西のため、もっとも被害が少なかった。

操業はほとんど普段どおり。

東北地方への流通は塩釜の油槽所がやられ、日本海周りの陸路でしか行えない模様。

・昭和シェル(16%)
製油所の被害もすくない。

東北に油槽所も多いため、おそらくもっとも早く入ってくると予想されるガソリンのひとつ。

塩釜以外の秋田、八戸、青森の油槽所が使えるようになれば、流通する可能性有り。

・出光(14%)
昭和シェルと同じだが、東北の油槽所は八戸のみ。

八戸が回復すれば流通するかも。

・コスモ石油(10%)
千葉の製油所が火災で早期回復が困難。

流通網は八戸に油槽所を持つが、生産が追いつかない状態が続きそう。



製油所停止によるダメージは日本全体で、

日量450万バレルのところ、90万バレルが操業できない状態。

つまり、約2割の減産の状態が続いている。



[ ガソリンの市場流通量について ]

生産量が落ちているとはいえ、現在も日本全体では、

週100万キロリットル(14万/日)程度のガソリンを生産している状態。

一日の消費量は約16万klなので、差し引きでは2万kl/日のマイナス。

ただし、国内にはそもそも216万klの在庫があり、

このほかに、石油の元売各社では万が一のために

国内需要70日分の石油を備蓄しており、それを3日分短縮することに決めた。

これにより毎日126万klは市場にでまわる計算。





[ 結論 ]

流通は混乱し、生産も落ちていますが、実はさほど憂慮する必要はない。

ガソリン不足はどちらかというと、不安による”買い込み需要”の要因の方が強い。

冷静に考えれば、そこまで焦ったり、ひどい状態になる理由はなさそうです。


業界団体も需要に応えるだけはできると楽観しており、

ガソリンの各社(ENEOSは別)も、一週間程度で

ある程度は出回るんじゃないかと、言っています。


ただ、当面は緊急車両向けのガソリンが優先なので、

一般に出回るのはその後でしょう。


オイルショックのトイレットペーパーもそうですが、不安て恐ろしいです。

とりあえず、こういう情報をいろんな人に伝え、

みんなが落ち着くことが一番だと思います。


大変なときですが、あせらずがんばりましょう。