長い長い映画を見ているような雰囲気に包まれている『パダムパダム』
BGMも少なくて~静かに進行していきながら
ガンチルとジナの縁の深さ。。。ドラマ独特の世間の狭さ故、
中盤のハイライト
を迎えております。
たぶん普通のドラマなら、絶対好きになってはいけない人を好きになったお先真っ暗な二人~
こんな感じなのでしょうけれど、不思議と悲壮感はそれほどでもない。。。かな?
ガンチルという人のキャラが16年も刑務所で過ごしてきたせいで、あまり物事をあれこれと考えない~
今!この時!したいことをする!!
そういう動物的なキャラだからなのでしょうか。

10話までを簡単に。

出所を間近に控えていたある日、刑務所内でまたはめられて、署長さんを殺してしまったガンチル
 
そのために絞首刑を言い渡されて、いままさに刑に処せられようとするんですが
奇跡の力?その場面を見えただけじゃなく体感したにも関わらず
未知の力が働いて彼は自分の未来を変えることができた。
署長さんも死なずに済んで・・・
それもこれも自分をヒョンの守護天使だと言い続けてるククスのせい。。。その後もずっと彼の側を離れないわけです。
なぜならククスはガンチルに後二つ奇跡を起こすことが任務だからって。

やっぱりドラマの世間はネコの額よりも小さいもの・・・
当時19歳のガンチルが殺人の濡れ衣を着せられた被害者の少年はジナ(ハンジミン)の叔父さんだった。
何度も回想が流れるんですが、ジナの刑事の父親がガンチルをこれでもかというほど殴るわ蹴るわ~
ジナはそんな父親のことをずっと避けてきてたわけです。
何かと暴力をふるう父、ガンチルの無罪を信じて、足しげく面会に訪れていたジナの母にもお構いなしに暴力・・・
そして死なせたのもアボジのせい。
弟を失った悲しみを言いわけに暴力を正当化したようなことを言う父親がとってもキライなジナなんです。
ガンチルも自分の兄ガンウを死なせたのは父親だと思ってる~そんな共通項のある二人

出所したガンチルとジナとの出会いは偶然そのもの。。。でもちゃんとした出会いはジナの車が故障して
そのまま雨宿りする二人なのですが、夜通しかけてガンチルがジナの車を修理してあげたのに
お礼の代わりに「人の車を勝手にこじ開けた」って理由で交番の前でガンチルを下ろしてしまうジナは
ありがたいより先に礼儀ナシな人という第一印象だったようです。

故郷に戻ったガンチルですが、16年間一切連絡を取り合っていなかったオモニと同居することになるんですが、
このドラマのスゴイ所は、ベタな台詞やベタなやりとりを並べなくても16年間のブランクを縮めていく親子の姿が
とっても上手に描かれていると思います。
16年ぶりに刑務所から出てきた息子、狭い町で人目を気にしながら、付き離す母
苦労しながら暮らしてる母に不器用に手をかそうとする息子
そして血がつながってないんだけど、かなり家族の結束が強かったりする
大きな誤解を持ったまま一緒に暮らすことになり、ボロボロになった家を修理してあげるガンチルを
ようやく快く受け入れて~しかももう一人の息子も・・・ククスです。

ククスのことは誰もが「ちょっと頭が???」と思ってるのね。
裸で寝たり、かなり変わりもの・・・カワイイところもあるんだけど。
オモニが聞こうものなら「オンマ、僕は天使だから服着たままめられないんだ」とさらっと言ってのけるしねσ(^_^;)
ククスが4年間服役してた理由は銀行強盗~ガンのオモニの病院代欲しさに斧を手にATM強盗・・・
しようとしたんだけど、未遂・・・警官脅かしただけに終わっちゃった。だから殺人未遂も課せられたらしい。
ククスのオモニの死に際の望みっていうのがククスが天使になること。
天使だと言い張るククスと彼の天使としてのお仕事が今後もっと描かれていくのかもしれません。

そしてもう一人、ガンチルオモニの心強い娘(この子も血の繋がりはないんだけど)ヒョソク
彼女はガンチルを高校の時に追っかけてた子、離婚して一人の子持ち、食堂で働いてる。
血のつながりはないんだけど、ちょっとした家族より家族っぽいの。

ジナの車にはねられた時の検査で重篤な肝臓ガンだと診断されたガンチル
生きる道は肝移植しかない・・・でも途方もない金額なわけよ。
だけど泣き叫んだりもだえ苦しんだり、そんな自分の運命を呪ったりしない~
へぇ~そうなの??って感じのガンチル。誰にでも起こりうることだ的。
ガンだ=この世の終わり、人生の終わりっぽくないわけです。
大事なのはこれからどうやって生きていくか、ガンだってことはただそこにある事実に過ぎない
的なものの捕らえ方なのよ。
全然悲劇的じゃないんです、不思議と。
絞首刑から逃れたり、死ぬチャンスを逃したりしてる人には大したことではないのかしら。
たぶんこれが二つ目のガンチルの奇跡になるのでしょうけれど、とりたててそうだから大船にのってるとい風でもない。
一般人とは到底かけ離れた・・・16年刑務所暮らししてきた人にとっては悩むより今を楽しみたい~
後で・・・はないという風に感じられます。

何もかもが感動につながるガンチル、ガンチルのフツーの35歳のとは違った感覚を持っているというのは
どんどん近くなるジナとのやりとりの随所に見られるんです。


ジナと屋台に立ち寄ったガンチル~ジナはガンチルがガンだってことは知ってるんだけど
ガンチルは彼女は知らないと思ってる。
だからちゃんとした食事をするように口うるさく言うんです。
なんだか獣医の彼女がガンチルに向かっていう言葉は「野生の動物にしつけていく」っぽい雰囲気です。
したい時にしたいことをしようとするガンチル、それを抑制されたくない。。。
「人生が残り少ないと分かってたらどんな風に生きたいですか」
たかが屋台でつまんでる時の会話なのに、こんな重たいことを伝えてるような気がする・・・
「長い映画を見てるよう~」と先に書いたのは、全てがこんな風に感じられるからなのかもしれません。
狭い町で前科者という目で見られているガンチル、でもこのシーンで初めてジナは前科者という色眼鏡では見ないで
「ガンチルって人はどんな人なんだろう・・・」って関心が湧き始めるシーンでもあったかなと感じます。
思春期を監獄で過ごしたせいか、見るもの感じるもの触れるもの~全てが新鮮に感じるまったくの子どものようなガンチル
その彼に処世術やマナー、モラルを指南していくかのようなジナです。

一方ガンチルの守護天使のククスは、彼の息子イム・ジョンを一緒に暮らせるように頑張るわけです・・・
ガンチルは息子がいることを知っても、身に覚えもないしジョンもガンチルのような父親を認めたくはない。
学内1位、全国1位の学力を誇るジョンは、変にオトナな所のある少年だしね。
ククスがジョンに働きかけたのは、ガンチルに家族を作ってあげたかっただけじゃなくて、血を分けた息子だから
肝臓移植のドナーとして最適だと考えたから。
そんなククスに向かってお前は冷酷な奴だと言うガンチル
とうとうククスが爆発するんです。


「ヒョンは本当に不公平だと思ってないのか?16年もムショ暮らしして何もしてきてない。
やっと出られて仕事を持ってオンマにもいい息子でいられそうな時なのに、
結局は肝臓がんだ。不公平じゃないか?若い子が肝臓くれたって死ぬわけじゃなし。
むしろ肝臓をくれることでヒョンの命を救うんだ。だから後で天国に行けるんだよ。
ヒョンはあいつを~アメリカに行きたいって言うあいつを大学にも行かせてやれる。
あいつは賢い奴だ。行かせてやろうよ。超一流大学さ!
朝目を覚ましたら独房じゃないんだぜ。あばら家だけど、毎日オモニに挨拶できるんだぜ?
世間に戻ろうじゃないか!全てがドキドキで、ヒョンもドキドキしてるだろ?
女とも付き合って、誰もがするみたいに女性を愛したりだって。
一度は人間らしく~以前のように人間らしく生きてみようよ。オモニにお金をあげようじゃないか!
一度でいいからオモニに息子を自慢させてあげようじゃないか!
頼むよヒョン、天国に恥じることなんてないさ!僕を信じて!」
こう言われてガンチルは生きる喜び、生きる目的を見つけることができるわけです。
魔法を使うような守護天使じゃないククス、若いのに本当にできた子なのよー

そして本格的にガンチルとジナのロマンスが始まるんです。
ジナがガンチルに何かを感じているのは明らか。元カレ?今カレがなにを言おうとガンチルが気になるし、明らか同情ではない。
何を見ても感動してくれるガンチル、問答無用に自分に優しくしてくれる、そして何より気持ちを素直にぶつけてくるガンチルに
どんどん惹かれていくジナ
「したことのないようなこと、ずっとしたいと思っていたことをさせてあげたい」ちょっと母性にも似たような気分と言いましょうか~
汽車に一緒に乗って動物園へ行ったり~
本当に率直なガンチルは思わずジナにキスしたりして・・・「したいと思ったからした。ダメでしたか?」
なんて言われると答えに困ってしまうでしょσ(^_^;)
徐々に気持ちをかわしていく二人の姿は本当に微笑ましい。
 
ククスは心だけじゃなくて体もどんどん天使化していくんです。
背中に翼のようなものが出ようとしてたり、それが現れると気を失うくらい体調が悪くなったり。
でもごくフツーの男子、お酒も飲むしキスもするし。。。寝るときは相変わらず裸ですけど(;^_^A
そんな自分を、新米天使だからなのか?天使にもなりけれない、人間にもなり切れない~
半分天使半分人間なのかと少々不安げだったり。
見てる私たちもハッキリとは分かりません。
さらにククスはガンチルの未来が透視できるんだけど、運悪く?その予知が当たってしまうことが起こるわけです。

ガンチルが偶然にもジナの父親が自分が濡れ衣を着せた一人の兄だったってことが分かってしまうんです。
殺された人はジナの叔父ね。
(ってことは、獄中にいる彼をただ一人無実だと信じ続けて面会をしてくれたガンチルが「初恋」だと言う女性~
その女性はジナの病気の母親だったのね。)
電話ボックスにいるガンチル、ボックスごとトラックになぎ倒される場面がククスには見えてた。
まさにその電話ボックスにいるガンチル

さらにガンチルにも、ボックスごとトラックがぶつかってきて、さらに水に沈んでいく自分の姿、
同じように水に沈むピンクのスニーカーが見えて何が何だかわからない。

実はガンチルを陥れたチャンガルは、出所してきたガンチルがうっとうしいので彼を始末しようとしてるのね。
あの時~刑務所で絞首刑になる場面を自分で見てしまった時と同じだ!
必死にククスに電話して助けを求めるガンチルなんだけど、何か大きな力が働いてククスがガンチルの元に行けないわけです。

必死でククスに助けを求めるガンチルに、普段のククスとはまた別の・・・
頼れる守護天使に変わって的確にガンチルを落ち着かせるククスです。
「まずヒョンは絶対に死なない!なぜなら僕がついてるから!!」
そして必死に見えたものは何かを思い出せ!!というククス

実は19歳のガンチルを殺人の加害者だと決めつけて殴りつけてたのはジナ父で、
加害者の一人は自分の弟、しかも刑事って職業柄ガンチルを犯人に仕立てたわけなんだけど
ジナ父にさんざん殴るけるの暴行を受けてるガンチルを心配そうに見てるジナ母と幼いジナ
ピンクのスニーカーはその時ジナが履いていたものだったのよ。
全てのことが繋がった瞬間!電話ボックスに猛スピードで向かってくるトラックと同時に
ボックスから飛び出して助かるガンチル

たまにガンチルが肝臓がんだって忘れてしまうことがあるんですが、やはり2度目の奇跡だったようで
医学的にもまったく異例の事態、医者も目を丸くする回復ぶり。
すっかりわだかまりも解けたガンチルとオモニ、息子のジョン


バラバラだった家族が一つになって行く様子はこのドラマの見どころでもあると思うんですが
特に息子のジョン
彼は、たぶん親子じゃないって分かっても、離れてはいかないと思うな。
もうガンチルとは切れない絆が生まれつつあるかのよう。
この子は登場して割と早いうちに結構いい味出してるんですよー(キムボム君の実際の大学の後輩でもある)
オモニもジョンのことは凄く可愛がってるし、ジョンの中にも幼いころからひた隠してきた父親を恋しがる気持ちが
一気に出ちゃってるようです。
ジョンを見てると血のつながりが全てじゃないってことが良く分かるわ。
「アボジが死んじゃったら、もう失うものはないな。」ジョンが初めてガンチルを父と認めた時に言った言葉。。。
サラリと言う彼、笑って受け流すガンチルなんですが不思議な感動があったりします。

汽車で遠出をした帰り~汽車の中で不意にキスをされたジナは、それ以来ずーーっとガンチルを避けてたのね。
ガンチルが嫌いだったからじゃなくて、自分の感情が怖かったから。
なんとなくもろ手をふってこの人大丈夫だ!!って言えない感じってあるでしょ。
だけどジナはその気持ちにちゃんと向き合おうとしてガンチルを誘うんです。
人気のない真夜中の湖、泳ぎたいというガンチルを叱るかと思いきや自分も泳ぐと言いだしたジナ
本当に絵のようにきれいなシーンだったんですが、そこでガンチルはきちんと自分と付き合って欲しいと頼むわけです。


ジナは「考える時間が欲しい・・・」
ガンチルにしてみれば「考える」意味が分からない。白か黒かのガンチル
好きなら付き合う嫌いならNO、考えるって何を??何をそんなに複雑にしなくちゃいけないの??
って感じだし、第一待つのは大嫌い。
いったいどれくらい待てばいいのか~その日、その時したいことをしていたいガンチルだもの。
仕方なく一週間という時間が欲しいとジナ、その間は一切会わないことにしようってことに。

高校生の時からガンチル一家にくっついて回ってる子持ちのバツイチヒョソク
彼女はガンチルとジナに嫉妬メラメラ~ジナのガン中るに対する気持ちをいち早く見抜いた人物なんです。
離婚してるんだけど、ホントに憎めなくてまっすぐで、すっごくいい子

ガンチルを手近にある人生のオプションみたいに感じてるところはある。
ガンチルも深い考えはなく、同じようにヒョソクのことを思ってた。
オモニはガンチルとヒョソクが結婚するものと思ってるんだけど、ガンチルはあの通りの人。
ジナへの気持ちを包み隠さずさらっと言ってしまうものだから、なにげに傷ついてしまうヒョソクなのよー

一方ジナ元カレの獣医キムヨンチョル先生も全然穏やかではありません。ヒョソクよりもっと女々しかったりするかも。
面白いのよ、この人


一人年が離れてるガンチル
ヨンチョルの言葉を借りれば、「学はないしお金もない、しかもガンだ」っていうガンチルに向かって
あれこれ嫌みな事言ったりして必死でジナを奪われまいとするんだけど、その度恥かかせられるわけなのね。
オトナさ加減を見せつけられるって感じかしら。
ジナを巡って殴りあっても、かなうわけもナシ。大ゲンカしたといってもヨンチョルのことを避けるどころか
堂々とジナのことを聞いてくるようなガンチルだから調子狂うのよ。
ガンチルの押しの強さとかが大嫌いなのに、心から憎めない。
なんやかんや言って友達関係が続いてしまうのは、ガンチルのキャラが本当に純で駆け引きなんてない人だからなのかも。

獣医のジナはヒマを見ては野生動物に餌をあげてたり、罠を探して除去してあげたり~
そこへガンチルがやってきて・・・ってシーンが多くてステキなシーンが多いんです。
二人と動物一緒のシーンがとても印象的だったりするんです。
ジナが考えてる一週間。。。ガンチルにとっては長い長い時間
大工のガンチルはジナのことをよく分かっているので、野生動物のお世話をしやすいようにと
小川に橋をかけてあげたりするわけよ。
ガンチルが橋をかけ終わったくらいの頃~答えを言いに来たジナがガンチルに声をかけるんです。
この時は真っ白な兎が新しくできたての橋を渡ってくるんです。
ジナがガンチルの元にくるみたいだったわ( ´艸`)

大雨で帰り損ねてガンチルの仕事場で夜を明かすことになったジナ、朝目が覚めるとウリボウがそこにいたり。。。
ガンチルとジナの「パダムパダム」なシーンには必ず動物が登場するんですよ。

一方ガンチルを亡きものにしようとしているチャンガル、あの事件当時一緒に現場にいた友達のヨンハクが凶器を持ってることが分かり
お金と引き換えに凶器を取り戻そうとするも、お互い信用していない二人

取引は騙し合いのようになり、結果チャンガルはヨンハクを車ではねて昏睡状態にしてしまうんです。
でもどうやら証拠の凶器はヨンハクの父親が持ってるみたい?

そして10話目にしてとうとう・・・天使ククスの登場
羽が生えるんです・・・見たかったような見たくないようなキムボム君ですがσ(^_^;)
羽は生えて中には舞うけど、飛ぶまではまだちょっと・・・って感じかしら。


それが少し不満げなククスですが、ガンチルはククスが天に帰って行ってしまうのではないかと不安になるわけよ。
「僕がいないと心配?もしそうだ(天に戻ってしまう)と言ったら、ヒョンに羽が生えたとしても一緒にいる?」
そう答えるククス
ウソンに羽???考えたくもないけど

そして、とうとうジナがガンチルのことを知ってしまうんです(((゜д゜;)))
叔父を殺した罪で服役していた人物~母親が見実だと信じて疑わなかった人物
父親が犯人だと決めつけて踏みつけていた人物だと。
ジナの母親はずーーっとガンチルに下着を送り続けてたのよ。
亡くなってからはジナが代わりに母親の名前で送ってたから、ガンチルは面会に来てくれなくなったことを
気にしてはいたけど亡くなってるとは知らなかったわけ。
ガンチルとのデートの最中、男物の下着を選んでたジナ
ガンチルは面会の女性がジナの母親だと知ってたのだけど、ガンチルの仕事場の引き出しの中から
まさしく自分のかった下着と、自分の字の送り状が大事にしまってあるのを見つけてしまったんです。
突然よそよそしくなるジナに戸惑うばかりのガンチル
ジナにしてみれば自分を陥れた人物に復讐するって言葉が頭から離れない・・・
たぶんガンチルは「復讐」って言葉を使ったけど、本心から誰かを嵌めようとか~
そう言うつもりで言ったのではないと思うんだけどね><
遺品の中から、ジナの母が面会に来なくなったことを心配した署長さんの手紙も見つけ、
刑務所の署長さんを尋ね、母親が亡くなっていることを告げるジナ
そしてどうしてガンチルが罪を着せられたかを知らされるんです。
「現場にいた3人のうち、一人の父親は判事、もう一人の兄は刑事(ジナ父)、一番力のないガンチルが罪を着てしまった」
そこからは一切ガンチルとの縁を切ってしまおうと決めてしまいます。

なんとか話をしたいガンチル、ククスがここでまた働くんだわ~
ジナの家に行ってももちろん開けてはくれない。
ガンチルを先に帰しジナの家の中へ入ったククス、そしてジナに詰め寄るんです。
ちゃんと「ククスです。今お宅の塀を登って家に入りますから」ってメールして。天使だもん



ハッキリとジナに向かってヒョンはヌナの叔父さんを殺してはいないっていうわけです。
「でもあの人がヒョンが殺人者じゃないっていう証拠がないわ」
そう言い返すジナに向かって、ずっと監獄でヒョンを見てきた。
自分のために殴られるヒョンを無条件に信じられるようになったんだと力説するのよ。
ヒョンはいい人だって。
証拠がないと信じられないのは他の人とヌナは変わらない。
僕ですらヒョンを信じられるのに、ヌナはヒョンを愛してるのに証拠がないと信じられないんですか!

このやりとりを、引き返してきてたガンチルが全部聞いてしまってたのよ
だけどお構いなく、本心をぶちまけるジナ。
アンタのせいで叔父さんだけじゃなくオモニまでもが死んでしまったんだ!
(オモニが発作で亡くなる直前のアボジとの口げんかがガンチルに面会に行ったことに腹を立てたアボジとのケンカだったのよ)
誰がそんなアンタを信じられる??


「君のオモニが信じてた人なんだ」
どんなになじられようと繰り返しこう言い続けるガンチル
そしてどんなことをしてでも証拠を見つけ出すと宣言するガンチルなんだけど、ジナは無情にも
「たとえ証拠が見つかっても私たちは終わりよ」

続く~


ガンチルという人が、本当に純朴な人なので置かれてる状況の深刻さを感じないのですが
ガンチルに火が付いたら、とことん追うと思われます。
いろいろ証拠集めはククスの役目だったのだけど、ガンチルが直接乗り出すんでしょうか。

ジナという女性は、頭で恋愛するタイプ。いわゆる賢い女性にありがちなタイプ。
心より頭で良し悪しを判断するガンチルとは正反対。
二人のシーンはとてもロマンチックなシーンが多いし、しばらくお預けになるのは寂しいかもです。