3月に日本でも公開されるそうですね。
見たかった一本です。

キャストは本当に豪華です(* ̄Oノ ̄*)
主要登場人物は、そんじょそこらのドラマや映画でバンバン主役はってる人たち。

ソンガンホ

今はもう893じゃないのに、雰囲気ムンムン     さすが何作目の893かって感じ。 

シンセギョン 

根深い木でどっぷり着物の彼女を見ていたので、革ジャン来てバイクぶっ飛ばす彼女は新鮮でした~
やっぱり彼女若いのね

チョンジョンミン
 
最後までヒョンに忠誠を尽くす心根はまっすぐな893
「おい片目!」と呼ばれる彼は大きな顔の傷がステキです。

イジョンヒョク

渋い・・・この映画を見てイジョンヒョクに萌えるという、理解不能なチングの気持ちが少し分かったかも。

キムミンジュン

やっぱり彼はこうじゃなくちゃ 尖ってる彼はなにゆえこんなにもカッコイイの?
死にそうで死なない、不死身なキラー

オダルス

鼻くそホクロの人です・・・相変わらず顔の大きさはギネスモノ?
隣のシンセギョンちゃんの顔が、さーらーに小さく見えたわ。
すぐにいなくなっちゃったのがちょっと残念><

ユンヨジョン

連合組織の片方のボス・・・セビンに殺しを命じる人です。
大すき、この人 登場するだけで、そこにいるだけで怪しさ倍増
血も涙もないこわーーーーいばぁさんです。

お話はよくある感じ。

ホントに連合組織の893だったのか~と思うくらい今ではすっかり穏やかないいアジョシになってるトゥホン(ソンガンホ)
お料理教室にまで通って、食堂でも開いて平凡に暮らしたいと願いながらおとなしく暮らしてたんだけど~
未だに組にいた時の部下エック(チョンジョンミン)
同僚で今はすっかり幹部になってるギョンミン(イジョンヒョク)とは付き合いがある。
そこへ連合のもう一つの組織からトゥホンを監視を依頼されたのがセビン(シンセギョン)
この子は元射撃の有望選手で、オリンピックだか国体だかを目指すくらいだったのに
夢壊れて、
当時の射撃のコーチだったオダルスと一緒に、なんだかそんな仕事してる感じなの。
依頼を受けた彼女は、トゥホンの通う料理教室に通いながらずっと監視を続けてるわけです。
依頼した組織のボスがユンヨジョン、そこのキラーがKと呼ばれるキムミンジュン

イマイチ料理の腕の上がらないトゥホンと、料理上手なセビン
一緒に料理教室に通ううち、結構親しくなっていくんです。

ぶっきらぼうな会話なんだけど、お互い1言えば5分かる的
仲良くなってスマホの使い方とか教わったりして・・・
冗談めかして一緒に食堂しないかって話すトゥホン
セビンはお料理うまいから「自分が支配人するからシェフしろよ」
って。

そうこうしてる間にトゥホンの組のボスが亡くなって~車ではねられたんだけど、回復しなくて。
トゥホンに組継いでくれって遺言残してた。
セビンはウンジェって言う友達と一緒に暮らしてるんだけど、ウンジェがお金だと思って偶然奪ってきたトランクに中身が
大量の覚せい剤で、それが何とトゥホンが戻れと言われてる組のもので・・・
セビン達は「生きたければトゥホンを殺せ」と命令されちゃうわけよ。
セビンはそれから監視じゃなくて殺す機会を狙い始めるんだけど~
どうしても気乗りしないから断ろうとしてたら、ウンジェがトゥホンを殺そうと車ではねてしまう出来事があって~
失敗した彼女は行方知れず、セビンはてっきりトゥホンの組のものが殺したか何かだと思いこんでしまい
殺すことに決めるのよ。
もうこの頃にはお互い何ものかってことはちゃんと分かってる。。。けど口には出してない。
自分がはねられたことで、ボスの事故は事故じゃない、殺されたと感じたトゥホン
組は継がない、ボスを殺した奴を探すって啖呵切ったがために組織も分裂してしまうわけです。

アジョシを殺すと心に決めたものの~
セビンとアジョシ。。。トゥホンの間には不思議な繋がりができ始めてる。
恋愛感情?とも言い切れない、なんだろう・・・なんとなく気になる、相手がいないと自分じゃない?
でもあまり近づくと危険な存在なわけです。
そんな二人がどんどん距離を縮めていく中、トゥホンの部下だったエックがセビンの正体を
突き詰めていくんです。
正体が分かっても~敢えて自分の元から遠ざかろうとするセビンの後を追うトゥホン
やってきたのは真っ青な塩田
執拗にトゥホンを追うキラーのK、殺すなら自分が殺すと言うセビン

セビンはトゥホンを殺すことができたのでしょうか。

見どころはたくさんあると思います。
とても景色が奇麗だし映像がオシャレ。
ソンガンホ&シンセギョンのビミョーな距離をとりながらのサラリとした会話
豪華なわき役陣たち。
いつも見てるあの人たちの一番カッコイイ姿だと思います。
(くち)ビルことイジョンヒョクは渋かったし
特にキムミンジュンのキラー役は凄味があって~やっぱりこの人この手の役が似合ってるなぁと。
そしてやはりキーワードは「塩」かしら。
台詞にも何度も登場するんですが「塩辛いのは体に悪い」「だけど、なければ死んでしまう」
製作発表の監督さんの言葉にもありましたが
「塩」はトゥホンとセビンの関係の比喩になってる・・・これを頭に入れてみると倍楽しめるかも。

それに。。。英題が『Hindsight』
このお題がついてるのがニクイわ~って感じ。
「後知恵」とかそんな感じなんですが、実はセビンが前々から銃弾に塩を使ってちょっとした細工をしてたわけ。
その銃弾が使われたのか、使われなかったのか・・・
それが~夢か現実か分からないようなラストシーンの解釈を左右してる??ような気がします。

いろいろとあちらでの評価は分かれているようですが
素人な私は、出てる俳優さんが持ち前の・・・十八番の姿をしてくれていたことは大満足。
つまらないとは思いませんでした。

それに親子と言ってもいいくらいのソンガンホとシンセギョンちゃんが奏でる
ハッキリ見えないけど必ず何かあるような感情の行き来は、見ていてグッとくるものがありました。

★★★☆