クロート | マニンゲンメンバーのブログ

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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

昔、総合格闘技の試合を友達と見てたときの話。


まぁ、昔は流行っていたんで総合格闘技は地上波でやってたんですよね。

プライドとかドリームとかヒーローズとか。

で、そのとき誰の試合だか忘れましたが、とてもレベルの高い試合があった訳です。

でも、レベルが高いと言っても、それは両選手とも寝技の凄い選手だったために、レベルの高い寝技の攻防が繰り広げられていたのです。

総合格闘技を少しでも見たことがある方ならわかると思いますが、寝技の攻防は分かり辛い上に地味なんです。

立ち技の打撃。パンチやキックの応酬がある訳でもなし。

見た目にはそっちのが派手なので、そっちのが一般的に好まれる。

玄人好みの試合ってんですかね。

一般的なことを言うと、ボブサップとか曙とかチェホンマンとか石井慧とかの方が良いんでしょうけどね。


で、その友人と言うのはボクシングとかやってた奴なんで打撃のことはわかるんですが、寝技となるとレベルが高いということはわかるが、いまいち詳しくない。

自分は寝技専門の柔道(ブラジリアン柔術と言います)とかやってたんで、そのあたりは大体分かります。

なので、ちょいちょい「今の何やったん?」と聞いて来て、自分が解説をしながら見てた訳です。


格闘技と言っても、テレビでやるんで、やっぱそのあたりはエンターテインメント性は出さなきゃいけないんですが、ガチンコの試合なんでその辺はコントロールできん訳ですよ。

それやっちゃうと八百長とかやらせとかになっちゃうんで。

まぁ、過去にそんなこともあったりもしましたがね。

その辺はスポーツとかもそうでしょうね。

やる側が、その内容をコントロールできないというか。


その辺り演劇ってやる側が完全にコントロールできるなと思うわけです。


以前観に行った舞台で、4人がちょっと揺れながら回想のようなセリフを言うというシーンがあった訳ですが、見てた自分は頭は???でいっぱい。

終わって出演者に、あれは何だったのか聞いてみたら「あれは演劇の知識がある人が見ると凄い面白いシーンなんだから」と説明を受けました。


所謂、これも玄人好みなんでしょう。


玄人。

なんかいまいち格闘技とか(スポーツも?)における、演劇とかにおける玄人というのが違うんやなと。



なんと言うか演劇、芝居、演技etc.と言うものがいまいちよく分かっていない自分は、ちょいちょい他のジャンルに置き換えて考えちゃいます。