どうせなら狂気を表現したいよね。 | マニンゲンメンバーのブログ

マニンゲンメンバーのブログ

なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

最近、諸々含めて4本ほどお芝居を見ました。

やっぱりこうやって立て続けに見ると、何やらいろいろ刺激を受けることがありまして。

シリアスなものから、コメディまで見た訳ですが。


日常的に喜怒哀楽って演技することも多々あるかと思います。


キャバ嬢は喜んでるふりしてお客さんをもてなさなきゃいけなしし、

後輩を怒る時は、内心そんなに怒ることでもないけど、立場上怒らなきゃいけないときもあるし、

失恋した友人を励ますときは、一緒に哀しむふりをしなきゃいけないし、

営業マンはさして楽しくもない話でとりあえず笑って相槌を打たなきゃいけないし。


まぁ、こういうことって誰しも日常的にある訳ですよ。

こういう日常的な演技をしたことが無い人なんてそうそういないと思います。

でもって、コレってどちらかというと感情のお話。


見た芝居の中でちょっと狂ってる人が出てくるお芝居があった訳です。

なんというか精神的に病んでるというか。


そういうのって犯罪して、精神病を詐病する時くらいしか演技する機会ないですよね。

日常的に、冗談交じりで病んでるアピールする人はいてますが。


喜怒哀楽を演技してる人見ても日常的ってこともあるし、そんなに何も思わないんですが、

、、、まぁ、中には笑い方とかスゲー嘘くさい人もいてますが、、、

狂ってる人見ると、あーなんか演技してるなぁ・・・って冷静な目で見てしまうんですよね。


本当に狂ってる人ってナチュラルメイクの如く、狂気を気軽に身に纏ってるんですよね。

だから、ことさら狂ってアピールもしないし。

何なら、本人が狂ってることに気付いてない可能性もあるし。

それが一番狂ってるけど。

ナチュラルに狂ってる人を演技でできる人って、ホントに狂ってるんではなかろうか?って思います。


で、それと同じくらい、難しいのが普通の人。

所謂、普通の人。

舞台の上でも普通の人。

目立ちたがり屋だらけの舞台の上で、完全没個性の普通の人を演じれる人。

それも凄いなって最近思います。


普通の人が一番狂ってんですかね?

狂ってるくらい普通の人と普通に狂ってる人は紙一重?


ちなみに「狂う」とは、クレイジーを指しているだけでは無いと言うね。

本来「狂う」とは、「気が狂ったように何かに集中する」とか「積極的に何事かを進み取ることに鋭く行動する人」とか「自分でも持て余してしまうような情熱」とかそんな意味だそうです。


「諸君、狂いたまえ。」

と、昔の偉い人が言ってました。