当たり前のことを当たり前に続けれることが一番凄いんではなかろうか? | マニンゲンメンバーのブログ

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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

当たり前のことを当たり前に続ける。

まぁ、仕事の話ですわ。


先日ある人と話してたんやけど、最近仕事が面白くないと。

部署も変わって仕事して面白くない部署に移ったこともあるんだとか。

これからの数十年の人生。

一日の3分の1が睡眠。3分の1が仕事。3分の1がその他。その他と言っても日々の生活の雑多な時間で費やされると。

だから仕事の時間がつまらないって、人生の3分の1がつまらないってことですよね。と。


仕事っちゅうもんは厄介なもんで、その人の生活水準を大幅に決定付けてしまう力を持っている。

仕事以外で収入を得れる手段を持っている人は別だが。

昔のバイト先の隣のカラオケ店の店長はほとんど仕事をしない人だったらしいが、凄い高いスポーツカーに乗っていて、聞くところによると、親からマンションをもらって、その家賃収入だけで200万くらいあったらしい。

あと、医者の娘で、税金対策かなんか知らんが、親の病院の結構上のほうの役職に就いてて、月に50万くらいもらってるけど、週に1回働くだけでいいんだとか。

まぁ、そんな人は例外としてね。

仕事に面白さを見出すことができる人もまた別になってくるかな。


だから、人は仕事以外の部分で趣味や余暇やその他の活動に力を注いだりする訳で。できる訳で。

でもって、そういった趣味やら何やらがない人は一体どうしてるんだろうか・・・?という疑問も生まれる。

所謂、仕事一筋って人。


俺の親父なんかがそうで。

まず、親父には趣味がない。

小学校1年くらいのときに単身赴任をするようになって、そこからはパチンコをよくするようになったが、それ以外の趣味と言えば、家で野球見てるか、洋画見てるかくらいだった。

家に趣味的な私物もないし。

阪神大震災直後のバタバタで過労が原因で凄い高熱が出たことがあって、その時以外仕事を休んだことがないとオカンが言っていた。

家族8人を養うため働きまくってたんだと思う。

今になって思うが、コレってホントに凄いことだと思う。


今まで凄い不定期なシフトせいのバイトでしか働いたことなかったが、去年夏からバイトとは言え、大体決まった時間にきっちり働くようになり、時には1ヵ月240時間くらいは働いたり、さらに今年に入ってからはさらに平日の決まった時間に働くようになり、生活の規則正しいリズムみたいもんができつつある訳で。

そうなって初めて、サザエさん症候群の意味がわかるようになった、月曜が来るってだけで自殺したくなる人がいる理由もなんかわかる。


趣味やら何やらを持っていても、それができないくらい仕事に忙殺されている人もいるし。

仕事ってなんでしょね?って思う。

仕事をしなくてはならないって強迫観念みたいなものってのもあるよねってのも思う。


ある海辺でその日暮らしをしていた男がいた。

テキトーに漁に出て、その日食べる分くらいの海の幸を採り、それを食べて、時にはお酒なんかと物々交換をして、海の幸をつまみに仲間と酒をワイワイ言いながら酒を飲む。

そんな生活を毎日していた。

ある日、その男の採ってくる海の幸が希少価値の高い魚や貝ということを知った人がその男に助言をする「もっと頑張って漁をしろ。すると、魚や貝を高く買ってくれるところがあるから。」

すると『そんな頑張ってどうするの?』と聞き返す。

「そうすると、魚や貝を売って、多額のお金を手に入れることができるんだよ。」

『お金を手に入れるとどうなるの?』

「お金があれば、もっと自由な、悠々自適な生活もできるようになるし、欲しいものももっと買えるようになる」と。

その男は既に、自由で、悠々自適な生活を送っていたし、仲間もいるし欲しいものも特になかった。

そんな話。