アンパンマン禁猟区 | マニンゲンメンバーのブログ

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なすすべなき劇団「マニンゲンプロジェクト」のマニンゲンメンバーが綴るブログです

先日、アンパンマンを見ていたんですが・・・


・・・いや、見ていたって言ってもたまたまですよ、たまたま。

開始5分前にはテレビの前でスタンばって、邪魔がは入らないようにケータイの電源をOFFにして、インターホンが鳴っても嫌だから雑音を遮断するためにヘッドホンして、、、、とかやってませんから。

たまたまです。


バイキンマンが水たまりの国にアンパンマンたちを閉じ込めるコトができて、バイキンマンが「コレで邪魔者はいなくなった、うっしっし」みたいな状況になって、まず最初にやったことが町に出て、家々からお菓子を強奪。
かわいい奴ですねバイキンマンって。


あと、バイキンUFOって何気に高性能な気がします。

レバー1本とボタンで何でもかんでも操作できるし、あのスペースに有り得ない量の武器を搭載してるし。

さらにはバイキンマンの科学力を侮ってはいけない。

あのバイキンUFOを作ったのもバイキンマンなら、カナヅチ1つでいつも修理してるし。

バイキンマンはもっと賢く戦えば、アンパンマンにたちに余裕で勝てると思います。

子供の頃からの疑問です。


で、アンパンマンと言えば、いろいろ突っ込まれるが、歌についてもよく突っ込まれている。

「愛と勇気だけが 友達さ」

友達おらんのかい!みたいなね。


そこで、すっかりテレビで見なくなったジョイマン高木のそっくりさんの自分の後輩が以前に、アンパンマンの歌詞についてブログで考察していたので、それを丸々転載しようと思います。

著作権?

そんなもんは知りません、ジャイアニズムです。

俺のものは俺のもの、後輩のものは俺のもの、です。


彼の家でめちゃくちゃしていたのはいい思い出です。

ドアポストにスモークボールを入れたら郵便物が貯まってて軽い小火になったり、CDコンポにハムを入れて再生したりね。

PS2にハムを入れてスイッチを入れた時はマジギレされましたけど。



●マジで「愛と勇気だけが友達」なわけないだろ

こんにちは。今日はアンパンマンの主題歌についてです。


僕は前から思っていたんですが、あれはホントにいい歌詞なんですよ。
「愛と勇気だけが友達さ」のフレーズがよくツっこまれてますけど、正しく解釈すれば全然おかしくないのですよ。ホントはみなさんもわかっているんじゃないでしょうか?


そんじゃちょっと例のくだりまで解説しますね。とりあえず2番の歌詞を転載(笑)します。
何が君の幸せ 何をして喜ぶ
わからないまま終わる そんなのは嫌だ


ご存知の通りアンパンマンはジャムおじさんが焼いたアンパンから偶然にできた奴です。
生きてはいますが、作られた存在なんですね。
普通の動物とは異質ですが、それでも彼は生まれました。
偶然生まれた生命ですが、だからこそ彼は自分が生まれた意味を探したいんだと思います。
そんなわけで困っている皆を助けながら生きているんじゃないでしょうか?
そうすることで自分の存在意義を確認できるから。

忘れないで夢を 溢さないで涙
だから君は飛ぶんだ どこまでも
そうだ恐れないで みんなのために
愛と勇気だけが友達さ


「忘れないで~」の所はね、コレはアンパンマンの事を言っているわけじゃないと思います。
アンパンマンが皆に願っている事じゃないでしょうか?
皆に夢をもっていて欲しくて、誰かの泣いている姿を見たくなくて、だからアンパンマンは皆のヒーローとして戦うんですよ。
コイツは自分以外の全員を大切にしたいんです。守りたいんです。無報酬で。
だからコイツは皆に何も求めないんです。誰かを守れるだけの愛と勇気が自分にあればそれでいいんです。
少し武士道的なものも感じさせられますね。

ああ、アンパンマン
優しい君は 行け! 皆の夢、守るため

これは単純にアンパンマンの応援ですね。ちょっと命令形になってるのが引っかかりますがw
いや、だから「優しい君」ってね、皆アンパンマンはスゲーいい奴ってわかってるんです。
アンパンマンは愛と勇気だけでよくても、周りから自然と友達になっているんですよ。


《続き》

●生きる事をアンパンマンに学ぶ

前回取り上げた歌詞は2番、今回は1番の歌詞を考えたいと思います。

何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ

このようにいきなり重い問題提起をしてきます。自分が何の為に生まれて、何をして生きているのかがわからない状態を、「生きている」と定義できるのか?と。
この歌詞の中にはちょくちょく哲学的な事を考えさせられる箇所があるのです。
番組の対象年齢には少々難しい気はしますがそれでもいいのです。
何年か経って思い出してくれれば。

今を生きる事で 熱い心燃える
君は行くんだ 微笑んで

生きていれば、熱くなれる事もある。悩んでも、挫けそうになっても生きるしかない。
生きるしかないのなら、笑って生きていたい。
そんな所でしょうか?なんて健気なヤツでしょう。
でもイイ事言ってます。

そうだ嬉しいんだ 生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
ああアンパンマン 優しい君は
いけ みんなの夢守るため

生きる事を素晴らしいと思える事、それが嬉しい。
辛い事だってある。それでも生きている。
生きる事に夢があるなら、アンパンマンは皆の夢を守るために生きる。
なんて泣かせるヤツでしょう、アンパンマン。空腹の人に顔を食わせるだけの事はあります。

この歌詞は、生きる勇気、生きる事の尊さ、生きる意味を訴えているように思います。
幼児がこの歌を何度も何度も聞いて、何年か後に壁にぶつかり生きる事の辛さを思い知った時にアンパンマンを思い出して、勇気づけばいいと思います。
「ああ、アンパンマンも辛かったんだな、それでも頑張ってたんだな。」と。
どんな意図でつくられたのかはわかり得ませんが、この歌詞は大切な事を伝えています。


佐藤議長の垂れ流し日記 』より抜粋。