ヴァン・ホーエンハイム


$鋼の錬金術師loveのブログ




エルリック兄弟の父親。錬金術師。

金髪に特徴的な顎鬚を持つ眼鏡をかけた大柄な男。
その容姿はホムンクルス達の
統括者である「お父様」と瓜二つである。

リゼンブールでトリシャと出会い、
彼女とその間にできた2人の息子達(エルリック兄弟)
と仲睦まじく暮らしていたが、
ある日突然旅に出る。

以来音信不通で、トリシャが亡くなったことなど全く知らなかった。

その正体は「ヴァン・ホーエンハイムという人間の形をした賢者の石
」というべきもの。ホーエンハイムという人間の肉体を核としながらも、
その魂は膨大な量の魂を使って作られた賢者の石と融合している。


このため致命傷を受けても瞬時に再生し、年を取ることもない。
推定年齢は500歳前後。しかし本人はこの身体を
「友達が先に逝ってしまうのが嫌」と否定し、
また自身を「化物」と忌み嫌っている。


出自は本編中の時代よりも遥か昔に栄えた
クセルクセス王国の時代にまで遡る。

当初は王国の名もなき一奴隷に過ぎず、
「奴隷二十三号」と呼ばれていた。
ホムンクルス(後の「お父様」)の
作成に血を提供したことがきっかけで彼に気に入られ、
「ヴァン・ホーエンハイム」の名と広範な知識を与えられる。

ホムンクルスがクセルクセス全国民を
対価にした「賢者の石」を作り出した時、
一緒に再構築されたことで賢者の石を半分付加され、
意図せず不老不死の肉体となった。

その後はクセルクセスを去り、
砂漠で行き倒れそうになっていたところを
シンの行商隊に助けられる。
それが縁でシンに錬金術を伝え、
今日の「錬丹術」が発展する契機を与えた。

この一連の行動は「西の賢者」
としてシン国の伝説となっている。

その後は悠久の時を生きながら
世界各地を放浪していた。

普段は飄々とした極めてマイペースな人物だが、
同時にどこか厭世的な雰囲気を醸し出している。

これは数百年間孤独の中で生きてきた結果形成されたもの。
元来は家族への憧れを抱いており、
不器用ながらも妻や子供たちへの愛情は非常に深く、
エドワードに生まれてきたことの尊さを指摘するなど、
良き父である。だが「化物が伝染する」と
子どもたちと接触することを拒んできたため、
これも後述するエドワードから嫌われる一因となっていた。

最愛の妻であり、自身の最大の理解者でもあったトリシャとは
一緒に死ぬという約束をしていたが、果たせなかった。

後にエドワードからトリシャの遺言を聞かされて涙を流す。

彼の出奔がトリシャの死の遠因と考えているエドワードからは
酷く嫌われ、父親として認められていない
(一方のアルフォンスは当時幼かったために
父親の記憶は無く、会ってみたいと思っている)。


リゼンブールに帰郷した際にも偶然エドワードと再会するが、
家を焼いたエドワードの行動を
「自分の過ちを見たくなかったためだろう」
と指摘したため、エドワードを逆上させる結果に終わってしまった。

しかし終盤でトリシャの遺言の反応や、
ホーエンハイムの過去を聞くとエドワードも心境が変化し、
最後の戦いを経て自分の命を
犠牲にしようとする彼を初めて「親父」と呼び和解した。

なお、若い頃はエドワードと同じ短気な性格で、
容姿も彼に似ていた。

作中でもエドワードを見て「若い頃の自分にそっくりだ」と思い返すシーンがある。


身体に莫大な「賢者の石」を有しているため、
傷を負っても瞬時に治癒され、
等価交換を無視したノーモーションでの錬成が可能。


それに加えて本人の錬金術の腕前も相当に高いことから、
作中でもトップクラスの戦闘力を誇る。
また彼の錬金術は錬丹術の要素が強く、
「お父様」の錬金術封じが効かないため、
最終決戦時は大きな力となった。


子どもが誕生したことを契機に
自身の異端性を強く認識するようになり、
トリシャと共に老いて死ぬことを切願する。
そのための研究をしていた矢先に
「お父様」の計画に気付き、
これを阻止するべく旅に出る。

出奔から約10年後、リゼンブールに帰郷し
既にトリシャが亡くなっていたことや
自宅が焼き払われていたことをやっと知る。

その後もアメストリス国内を転々とし、
国土錬成陣を調べると同時に
そのカウンターを構築するために
体内の53万6329人分の魂との対話を完了させ、
「お父様」を倒すための共闘関係を築いていた。

「約束の日」を前に息子達とも再会し、
共に「約束の日」に臨む。

「約束の日」には当初1人で「お父様」に挑むが敵わず
、捕らえられてしまい国土錬成陣を発動させてしまう。

しかし仕掛けた「カウンター」によって
逆に「お父様」を追い込み、
一方で息子達を「お父様」の強力な攻撃から守る。

最終的に「お父様」に勝利するが、
「賢者の石」を使い切ったことで
体内の魂の数は1つとなり、
かろうじて生きているような状態となる。
そして黙って戦場を去るとリゼンブールに赴き、
トリシャの墓の前で安らかに息をひきとる。


遺体はピナコに発見され、トリシャの墓の横に埋葬される。

その後、最終巻巻末の書き下ろしにて
死後の世界と思しき場所でトリシャとの再会を果たした。


名前の由来はパラケルススの本名から。
実際のパラケルススの本名はもっと長いもので、
作中でも当初その名前が付けられようとしたが、
ホーエンハイムが「長い」と拒否したため、
最後の「ヴァン・ホーエンハイム」
のみに短縮されたという経緯がある。

さらにマニアックな詳細は
こちら

http://dic.pixiv.net/a/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A0





鋼の錬金術師全27巻 完結セット (ガンガンコミックス)/スクウェア・エニックス

¥11,370
Amazon.co.jp

鋼の錬金術師 全27巻完結コミックセット オリジナルポストカード3種付き初回限定版/スクウェア・エニックス

¥11,370
Amazon.co.jp

鋼の錬金術師 BOX SET-ARCHIVES- 【完全予約生産限定】 [DVD]/アニプレックス

¥68,250
Amazon.co.jp