第六の手紙:
仕事は感謝でできている

はじめに

『大富豪からの手紙』の第六の手紙に
書かれているのは「仕事」について。


この手紙では、仕事の醍醐味は

“誰かに何かをしてあげて感謝される
こと”だと書かれているの。


なぜなら、人は“誰かを喜ばせること”に

最も喜びを感じる生き物だから。


人生の大半を費やす「仕事」。


だからこそ、自分の才能を活かして

人を幸せにし、その結果として

自分も幸せになる――そんな循環が

生まれる働き方を選びたいわよね。


起業初期の母の言葉:
人を喜ばせることから
ビジネスは始まる

ここで思い出すのが
起業したての母の言葉。

「まず人を喜ばせること。
それがビジネスの基本よ。」

当時の私はまだ学生だったけれど、
その姿勢は今も鮮明に覚えているわ。


お金儲けよりも先に
誰かを幸せにできるかを第一に考える――
その姿勢こそが、信頼を積み重ねて
仕事を継続させる基盤になる。


母いわく、ビジネスを始めるのは
簡単だけれど、継続するのが難しい。

実際に起業しても、1年で消えていく
人を何人も見てきたそうよ。

でも、長く続けられる人には
共通点があるの。

それが「人を喜ばせること」を
どこまでも追求していること。

誰かのために動く。


その姿勢にこそ人が集まり、

ビジネスとしての

お金もあとからついてくるのよね。


天職を探すことが、人生の道のり

自分の才能で人を喜ばせる――

つまり「天職を見つけること」。




この手紙では、それこそが人生をかけて

取り組むべきテーマだと説かれているの。


天職の見つけ方


じゃあ、天職ってどう見つけるの?


実は、そんなに簡単に
見つかるものではないのよね。

かくいう私も、まだ模索中。

でも、少しずつヒントを掴んできたわ。

この手紙では、天職を見つける
アプローチとして2つが提示されていたの。


  • 今やっている仕事を好きになる

  • 好きな仕事を探す


私はどちらも実践してきたから
詳しく紹介するわね。


▽ 好きな仕事を探していた大学時代

音楽大学に入学したものの、
自分が本当に音楽家になれるかは
自信がなかった。

だから、“ちょっと憧れていた仕事”を
アルバイトでひと通り経験してみたの。

ホテルマン、ブライダル、営業――
全部やってみたわ。
営業では、保険、不動産、
有形・無形商材、結婚式関連など
幅広く経験。

中でも私に合っていたのは
「営業」だった。

理由は、人と話すのが好き
というだけでなく、結果主義で、
自分なりの工夫ができる自由さに
惹かれたから。

▽ 今やっている仕事を好きになる
プロセス

営業と音楽家としての活動、
どちらにも共通するのが
「試行錯誤できる環境」だったの。

特に営業では、契約を取るプロセスを
自分で考え、実行できるのが楽しかった。

音楽家としても同様に、
団体に所属して型通りに働くより、
自分でコンサートやレッスンを
企画する方が断然向いていたわ。

こうした経験を重ねていく中で
「私は創造性や裁量権がある仕事が
好きなんだ」と気づけたのよね。



成功の秘訣は
「仕事を心から好きであること」

この手紙で最も印象に残った言葉が

こちら。

「心から仕事が好きだから成功する」

本当に成功している人は、
行動し続けられるほど
仕事を愛しているの。


好きだから、
いつもそのことを考えている。

好きだから、
人の役に立つアイデアが浮かぶ。

好きだから、すぐ行動できる。

報酬や名誉だけを
モチベーションにしていると
壁にぶつかったときに

続けられないのよね。


だからこそ「自分が本当に没頭できること」を見つけることが、

成功への一番の近道だと思っているわ。



仕事の3つのフェーズと
私が選んだ道


仕事の種類は、大きく分けて3つあるの。

  1. 労働で稼ぐこと
    (時間と対価の交換)

  2. ビジネスで稼ぐこと
    (仕組みと価値の提供)

  3. 資産で稼ぐこと
    (お金がお金を生む)

私も最初は労働で稼ぐステージにいたし、多くの人がまずはここから

スタートするわよね。


そして今、私は少しずつ
「ビジネスで稼ぐ」フェーズに
足を踏み入れている。

これは、アイデアや仕組みを使って、
人に価値を提供していく働き方。


資産で稼ぐことについては、
祖父が不動産を通じて
実践していたけれど、
晩年は遺産問題で
家族との関係が悪化してしまったの。

それを見てきたからこそ、
私は“資産第一”という働き方には
慎重なの。

この手紙では、「ビジネスで稼ぐこと」が
最もおすすめされていた。

時間とお金の交換から脱却し、
自分の価値で稼ぐからこそ、
持続的な幸せが得られると感じているわ。


まとめ:仕事は“ありがとう”
から始まる

お金のため、世間体のため――
そんな動機で
仕事を選びたくなることもあるわ。

でも、心のどこかで
「本当はもっと誰かの役に立ちたい」と
願っているなら、
その声を無視しないでほしいの。

仕事とは、誰かを幸せにする手段であり、自分も幸せになっていく道でもある。


天職にしても、働き方にしても、

まずは「今の自分の器にふさわしいもの」を選ぶこと。



そのためには、あれこれ悩むよりも

まずは“動いてみる”ことが必要よね。


私もまだまだ道半ばだけれど、

このブログでは、本から得た学びと

私の実体験を掛け合わせて

発信しているわ。



少しでもあなたのヒントになることが

あれば嬉しいわ。


ぜひ、また読みに来てくださいね。