第二の手紙:
未来は、決断から生まれる
『大富豪からの手紙』の第二の手紙に書かれているテーマは
「決断」
この本では、成功に必要な秘訣は
決断だと定義されているの。
なぜなら――
「決めた瞬間に、
その思い描く未来が誕生する」
から。
私自身、これまで生きてきた中で、決断によって
未来が切り開かれていったことを
何度も実感してきたわ。
今回は、そんな私自身の
決断エピソードと
いざ決断をするために
意識していることについて
具体的にお話していくわね。
偏差値65の高校から
音大へ進学
最初の大きな決断は
高校生のとき。
それなりの進学校に通っていた
私は、当然のように
一般大学へ進学する道が
“普通”とされる環境にいたわ。
そんな中で、音楽大学への進学を
目指すことを決めたの。
クラスメイトたちは
「現実的じゃない」となじり、
先生からも
「将来のためには一般大学に行く
べきだ」と勧められた。
でも私は、心のどこかでずっと
音楽を極めたいという想いを
抱いていたの。
あのときの決断がなければ、
音楽家の今の私はきっと
いなかったと思う。
初めての海外
ツテのない方を選んだ
もう一つ印象に残っているのは、
初めて海外留学の話が来たとき
のこと。
選択肢は2つあったの。
一つは、
憧れていた先生に習えるウィーン。
でもツテはなく、
留学先に知り合いもいない状態
だった。
もう一つは、
普段お世話になっている
音大の教授から誘われたパリ。
こちらなら日本人も多く、
教授からのサポートも受けられる
安心感があった。
怖さと安心。
どちらを取るか、
すごく揺らいだわ。
でも私は、あえて未知の世界に
飛び込んだの。
決断には
恐怖と不安がつきまとう
ここまでスパッと決断できたように
書いてきたけれど
もちろん迷いがなかったわけ
じゃないの。
『大富豪からの手紙』でも、
こう書かれていたわ。
――「決断をするためには、
不安と恐怖を
乗り越えなければならない」と。
選ぼうとする道にリスクが
あったり、まだ見ぬ未来に対する
不安があったり…。
誰だって、そんな怖さを感じた
ことがあるんじゃないかしら。
私もそうだったわ。
失敗したらどうしよう…。
そんな思いが頭をよぎったことは
何度もあるの。
じゃあ、その不安と恐怖を
どう乗り越えるのか。
『大富豪からの手紙』では、
次の3つのステップが
紹介されているわ。
決断するための
3つのステップ
① 不安や恐怖を認めること
不安や恐怖は、感じて当たり前。
私たち人間のDNAには、
リスクを避ける本能が
刻まれているからよ。
原始時代、生き延びるためには
洞窟に隠れてリスクを
回避しなければならなかった。
だから今でも、未知のものに
対して怖いと感じるのは
自然なことなの。
私は、不安を認めるために
モヤモヤの「言語化」
を大切にしているわ。
最近ではChatGPTに相談して
一緒に整理したり
することもあるの。
(※もやもやを言語化する
具体的な方法は、こちらの記事でも紹介しているから
ぜひチェックしてみてね。)
② 不安の裏側にある
ワクワクに注目する
不安を認めたら、
次はワクワクに注目すること。
不安があるということは、
その裏側にワクワクや期待も
あるはず。
意識を向けるのよ。
注意したいのは、
「安心」に逃げないこと。
安心は一見プラスに思えるけれど、ちょっとしたことで
また不安に戻りやすいもの。
だからこそ、本当に
心が踊るような未来に
焦点を当てることが大切なの。
ワクワクが不安を上回ったとき、
自然と行動できる
自分に出会えるわ。
③ ストレスがかかる決断ほど、さっさと決めること
迷っている時間は、
何も進んでいない時間。
だからこそ、できるだけ早く
決断することが大切なの。
感情はもともと一時的なもの。
1日中同じ感情でいられる人
なんていないわ。
だったら、自分の感情を
ワクワクに切り替えて
さっさと決断してしまった
ほうがいい。
決断が早ければ、
望む未来も早く近づいてくるのよ。
決断に迷ったとき
私がしてきたこと
たとえば、一般大学と音楽大学、
どちらを選ぶか迷ったとき。
私は、どちらの未来を想像した
ときにワクワクするかを
基準に考えたの。
だから私は、よりワクワクする方――音楽大学を選んだわ。
海外留学でも同じだった。
知り合いがいるパリに行くか、
全くツテのないウィーンに行くか。
パリなら安全だったけれど、
本当に心が躍ったのは、
憧れの先生がいるウィーンだった。
迷った末に思い出したのが、
『大富豪からの手紙』に
書かれていた言葉。
「迷ったら、怖い方に飛び込め。」
現実的なベターを選び続ける限り、ベストにはなれない。
本当に望む未来を
手に入れたいなら、
怖くても、ワクワクする方を
選ぶべきなのよね。
決断が未来をつくる
決断とは、
自分で未来を創り出すこと。
不安や恐怖はあって当然。
でも、それを乗り越えた先にしか、新しい景色は見えないのよね。
これからも私は、怖いけれど
ワクワクする道を選んでいきたい。
そしてこの記事を読んでくれた
あなたにも、そんな選択を
してほしいと思うわ。
何かに迷ったとき、
決断に怖さを感じたとき、
ぜひこの記事を思い出してみてね。
私のブログでは、
読んできた本から得た気づきや、
人生のヒントを発信しているわ。
また、ぜひ覗いてみてね。













