第4の習慣
「WIN-WINの関係を考える」
勝ち負けの世界で育った
私が変わったこと

 

競争が当たり前だった私
にとってのWIN-WIN

 

『まんがでわかる7つの習慣』

による第4の習慣は
WIN-WINの関係を考えること


でも私はこの考え方を

なかなか自分に

取り入れられなかったの。


音楽家としても営業職としても

私は実力主義の世界で生きてきた。



気づけば、勝者と敗者がいて

当たり前という思考に

順応していて


「敗者にならないように

頑張ることが正義」だと

信じていたの。



だからWIN-WINという発想は

最初はただの理想論にしか

思えなかった。


でも今なら言える。

競争の中にも

WIN-WINは成り立つのだと。



 

比較と思い込みの中で
苦しんだ過去


コンクールに出るたびに

人の結果と自分の結果を

比較してばかりいた私。


勝ち進めば優越感

落ちれば嫉妬と自己否定。


このような思考を

『まんがでわかる7つの習慣』では「欠乏マインド」と呼んでいるわ。


「誰かが勝てば自分は負け」

「他人の成功は、自分の失敗」――そう思い込んでいたの。


でも、そんな状態で良い演奏が

できるはずがないのは

今ならよく分かる。


 

師匠の言葉が
教えてくれたこと

 

スランプをきっかけに

私は自分を見失いかけた。


「なんで結果が出ないの?」

「どうして報われないの?」――

そうやって原因を周囲にばかり

求めるようになっていた私に

師匠はこう言ったの。


「比較すべきは

他人じゃない。
戦う相手は、過去の自分と

未来の自分よ。」



この言葉に、私は目を覚まされた。


悔しさも失敗も

すべてを自分自身の成長と

向き合う材料にする――

そう意識が変わったの。


 

WIN-WINが自然に思えた瞬間

 

自分だけを見て

過去と未来の自分と

向き合うようになってから、
他人の結果が

気にならなくなったの。


だからこそ

「奪われた」「負けた」なんて

感情もなくなった


素直に悔しさや不安を

伝えられるようになり、
相手と本音で

話せるようにもなった。




結果、信頼や助言を自然と

得られる関係が生まれたのよ。


 

勝つこと以上に
価値のあるもの

 

前は「勝つことがすべて」

だった私。


でも今は、WIN-WINの関係で

築かれた信頼の方が

ずっと価値があると思っているの。


ほんの少し、考え方を変えただけ。


でもその変化が

人生の充実感

そのものを変えてくれたの。


だから私は、

実力社会にいる人ほど

WIN-WINの視点を持ってほしい

心から思っているわ。


 

「信頼口座」を育てよう

 

コヴィー氏は、

「信頼口座の残高を増やしなさい」と説いているの。


  • 約束を守る

  • 小さな思いやりを持つ

  • 礼儀を尽くす


そんな当たり前のことを

日々積み重ねるだけで

信頼は育つのよね。


逆に、些細な無視や失言で

信頼は簡単に目減りしてしまう。


人との関係は、想像以上に

繊細なのだと感じるわ。


 

あなたの人間関係が
もっとあたたかく
なりますように


人は一人では生きていけない。


だからこそ

誠意をもって

相手と向き合うことが大切


WIN-WINの関係を前提に

相手と接する。


それができるだけで

人間関係の温度は

ぐっと変わるのよね。

 

私自身もまだまだ

成長途中だけれど
この習慣を知ってから

人との向き合い方が

優しくなれた気がするの。


あなたの人間関係も、
よりあたたかく、信頼に満ちたものになりますように。