「強くなる」ということ | マニラではたらく社長のブログ

「強くなる」ということ

箱根駅伝で、青山学院大学がぶっちぎりの圧勝をしたレース、TVで観ているだけだったけど、創部史上97年目、20回目の出場での優勝にすごく感動した。



同時に、色々なNEWSもみたけど、半歩先を見つめながらコツコツ積み上げたという監督さんの力量と方針がすごいな、と思った。ビジネスマン的手法を用いて、目標管理を徹底していくという手法。この監督さんは、選手と一緒に寮で暮らしているという報道もあったけど、一言や二言では表せない11年間の苦労があったのだと思う。

そういった密な指導の中で、選手のマインドの改革、選手個人としてだけではなくチームとして、一丸となって底上げした集大成が今回の優勝につながった気がする。

駅伝とはそもそも、団体戦なのでスーパーランナーが一人や二人いるだけではダメで、10人のランナーが自分の力を出し切れないと勝てない競技だと思うけど、今回の青学は区間賞が5人!区間2位が3人ということで、ほぼ全員が力を出し切れている、これは多分とんでもなくすごいこと。

コンディション管理から、レースに対するマインド、モチベーション、集中力の管理までシッカリ出来たチームだったということだと思う。

監督さんがきっとかなりキッチリとした指導をしてきて、裏方さんもしっかりサポートしてきたんだろうな。

どんな分野・競技でも改革と進化には、選手だけではなく、周囲からの変化が重要だ。それを見せつけられた大学駅伝だったね。

なんにせよ、やっぱり「強い」ということ、「勝つ」ということはいいことだ。

業界の人や同じ競技をやっている人は、ここ数年青学が力をつけてきているのは知っていたかもしれないけど、我々一般大衆にしてみれば、「へー、青学って陸上強かったの?」というのは今回はじめて知った程度だと思う。でも、逆に言えば一気に一般人に対する知名度を高めたことになり、それは、大学側にとっても電車内に広告をベタベタと貼ることなんかよりも何十倍もの広告効果に繋がったと思う。

陸上が強い高校生なんかも、今後、新チャンピオンの青学を目指してどんどん集まってくるだろう、そして更に強くなり、更に有名になり、他の競技にもいい影響を与えていくのものになるだろう。

スポーツを強くするということは、そういった効果に繋がっていくものだ。


かくいうワタクシも、今年から母校のテニス部のOB会長を拝命した。名ばかりの会長職なんかではなく、今回の駅伝のような成功事例から勉強させて頂き、部全体としての底上げ活動に生かしていけるようにしたいものだ。

大学スポーツは面白いね!