手術の翌日から太ももなどに発疹が出て心中穏やかでなかったのですが、執刀医に
「あ、それ手術中から出てた」
とあっさり言われました、Hyukoです。

その発疹の範囲が広くなり少々かゆみも出始めたのですが、退院前診察で処方の指示があったはずのかゆみ止めが処方されていなかったため、本日受け取りに行ってきました。
たまたま祝日の当番医となっており、外来の待ち時間がかなりありました。
さらに、診療報酬の休日加算で支払いが割高になるというこの仕打ち。
はぁー、やれやれ。

ところが、病室にて妄想が膨らみまくっていた「早苗さん」(を演じたシシド・カフカに似た、女性)を偶然見かけることができたのです!

その時、わたくしは診察を終え会計のため待ち合いの最前列のソファーにこぢんまりと座っていました。
すると、
「〇〇さん」
と退院の会計担当者から呼ばれ、颯爽とこちらへ向かって歩いてくる女性が。
ごくゆるめの、ウェーブがかったセミロング…
高く細い鼻筋…
スラリとした長身…
飾り気なくシンプルな、ほぼ黒のシックな装い…
大きい荷物があるのにスマートな身のこなし…
入院の荷物が入っているボストンバッグも、長年大事に使用していそうなこなれ感…

「はい」
と返事をした声で、確信しました。
「ももも、妄想通りの『早苗さん』が、今ここに!」
髪型とメガネ女子であること以外は、わたくしの脳内でオフィス・レディぶりを発揮していた早苗さんで間違いありませんでした(←ストーカーではありません)。
わたくしの会計と早苗さんの退院が同じタイミングだなんてことが、現実に起ころうとは(←断じて、ストーカーではありません)!

実際の「早苗さん」は、わたくしよりも年齢は上とお見受けしました。
語尾が伸びないスッキリと潔い口調と低音ボイスが、早苗さんを連想させていたのだと再確認。

「処方ミスと、絶妙なタイミングを生み出した外来でのかなりの待ち時間と、休日加算分の元は、充分取れたような気がする!」
…そんな、幸せなひとときでした。