克己。

そのパンドラの箱を、なぜ手に取ってしまったのか。
ほんの出来心とも、気の迷いともつかぬふとした行動が、その後の葛藤を引き起こす…

しげしげとそれを眺めてみたところで、なかなか積極的にはなれない自分。
こんなに弱い人間だったなんて。
思考回路は洗脳されたかのように支配され、己の良心とのせめぎあいに数日を費やす。
諸悪の根源は、何であろうか…？
生まれついての星回り？
先祖代々継がれてきた、ＤＮＡのなせるわざなのだろうか？
うかつに手を出してしまったことに、今さらくよくよ悩んでも仕方ないと思いつつ…
意を決して！
ついに、開梱！

「あっ、なーんだ。フツーにおいしい」

スポーツドリンク味なる冒険、いや暴走フレーバーに振り回されたこの数日は一体…

スポーツドリンクのさっぱり感と、チョコレートのなめらかな口当たりは相容れないものだという心配は杞憂でした。
何のことはない、レモンクリームがサンドされたクラッカーなどがよく市販されていますが、その味に酷似していました。
もしくは、懐かしのレモンケーキ（レモンチョコがけのレモン型洋菓子）。

意外に、イケるね！
スポーツ…しないけど、いいよね(笑)。