
ハイ。
札幌市時計台です。
2階にある演武場はライブスポットとしても活用されており、無料のイベントやそうでないものも多ジャンルにわたり楽しむことができます。

暑い夏の夜、弦楽器の合奏によるコンサートを堪能してきました。
夜7時に始まり、アンコール含め1時間余りの演奏です。
ここは時計台…
定時に時計の鐘が鳴る時計台…
演奏中に2回ほど、鐘の音が刻を知らせてくださいました(笑)。
しかし闘争心をむき出しにするほどの騒音にはならず、クラシックの音色の邪魔にはなっていませんでした。
アナログな音ならではの好効果といえましょう。
20人ほどの奏者は全員、楽団名(ALOHA! ORCHESTRA PROJECT.)にちなんでかアロハシャツかリゾート風の大柄ワンピース。
ビーチサンダルの方も!
夏ですねぇー!
暑い夏ですねぇー!
この暑さは、気のせい?
そうですよね!
汗ばみ始めた我が身に
「この暑さはアロハの面々の演出なのだ…!心頭滅却すれば火もまた涼し!」
と、言い聞かせてしばらく経過。
「あ、暑い…」
窓が開いているのか、時折チョー微風が感じられたのですが…風は2秒と吹いてはくれませんでした。
ションボリ。
あまりに暑い暑いと脳内で唱えていたら、摂氏30度を示す温度計が目の前にあるではないですか!
赤色の感温液が、「30」に到達しているよー!
脆弱な精神状態がいよいよ幻覚を見せたのかしら…
か弱い自分にやや心酔しつつ目を凝らして見ると、幸か不幸か幻覚ではありませんでした。
本物の、温度計だったのです!
発熱したときに体温を計り不調を再確認するのと同様、温度計も暑さを再確認させられるツールですね…
しかし温度計とは、室内の壁に掛けてあるものではなかったでしょうか?
これは、整然と並んでいる木製ベンチの背もたれ裏にひっそりと貼られた、約5cmほどのミニサイズです。
1人立って演奏している客演のオーボエ奏者に気づかれぬよう、バリ舞踊の売れっ子ダンサーもかくやの、眼球のみを左右に動かすキレのよい技を駆使してみました。
その結果、他のベンチには何もないことが判明。
3列目の右ブロック中央通路側。
座席指定がなく適当に座ったその席ですが、わたくしの前列のベンチにのみそれは存在していたようです。
なんという偶然…!
ステキなめぐり合わせ…!
わずかな確率で、常に室温を確認できる特等席を獲得していたなんて!
…懸賞に当たるだけでは飽き足らず、こんなどうでもいいシチュエーションにおいても強運を発揮してしまったのですね。
コンサートも終盤にさしかかり、代表メンバーのあいさつや次回公演のお知らせなどがあり、最後に。
開演前からカメラマンが会場内の様子を激写していて、そんなに撮りまくらなくても…と思っていましたら。
ラストの1曲にのせて、その写真をスライドショーにしご覧にいれますとの粋な計らいが!
粋といえば粋なのですがー。
わたくしの、暑さに辟易したテカリ顔…いえ、何よりも眼光鋭いバリダンサーの表情が投影されやしないかと緊張感で脈拍が速まりました。
…映っていなかったー(歓喜)♪
演奏、もちろん素晴らしかったですよ(取ってつけたような感想、ご容赦を…!)。
