久々のライブに数日前から浮き足立ってはいたものの、アルバムを聴き込むこともなく当日を迎えました。
それは、近年毎度のことなのですが。

情熱が薄れたわけではないのですよ!
CD・DVD問わず紙ジャケットや特殊パッケージになっているなど取り出しにくいものは、視聴頻度がガクッと低くなるということに遅まきながら気づいてしまいました。
せっかく予約して店頭に並ぶ発売日前日に購入しているのに、開封するのが数ヵ月後になるなど今では普通です。
それは一も二もなく、
「開・け・づ・ら・い」
から。
かなりの横着ぶりを発揮しています。
「生まれてすみません…」
太宰の境地にもなろうというものです。

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雨の札幌、折りたたみアンブレラをさして会場入り。
今回の席は下手側。
「2階・に列・2番」!
席番で神降臨せずともよろしいのに…(!)

もう、幕開きからのめり込むわたくし。
あっちゃんのヒゲ!
今井の華麗なターン!
ユータの横揺れ!
アニイの急斜面なデコ!
ヒデの…普通さ(笑)!
どれをとってもステキですわ!

また、ユータの後ろ姿が。
金髪、小柄、ジャケットの後ろ姿が。
「『小公子セディ』だっ!」
年上つかまえて失礼な物言いですが、言います。
「カワユイー!!」
君は今日から、セドリックだ。
ウチに来なさい。

さて、かすかに聴き覚えがあるアルバムの収録曲では新鮮な気持ちで楽しくリズムをとり、ユラユラ揺れ、ポール牧ばりのお得意指パッチンも冴えわたりました。
沖縄民謡のようなメロディラインの曲では「安里屋ユンタ」を思い出してみたり。
演出で火を使っていた箇所では炎による熱気がステージから押し寄せ、
「ゾロアスター教かっ」
と脳内でひっそりツッコミを入れたり。
ちょっと脱線も。

中盤、曲のフェードアウトと共に…あっちゃんと髑髏ちゃんの口づけ…うっとり…陶酔のひととき…その最も美しく静謐なワンカットで。
「あっちゃーん!」
と不粋な掛け声が。
えええー!
何やっとんじゃーコラー!
一番ええとこやー!!

ハー。
抑えろ、自分。
麻生のダミ声の方がまだ許せるとも言えるその声の主には、そんな調子でたびたびテンション急降下させられました。
ま、すぐ上昇できるのですが。

その他、記憶をたどると…
・アニイが客席に放り投げたペットボトル、わたくしの前列の方がキャッチ(泣)。
・下手花道に来たあっちゃんを目の前にし、「LOVE ME~」と口ずさんで妄想しきり。
・いつも以上にユータに目を奪われっぱなしのわたくし。

「帰ったらアルバムを聴ーこう♪」
という気になる、充実したライブでした。
本当はセットリストを列挙できれば締めくくりとして最高なのですが…3曲目がアレだったとか、アンコールの1曲目がアレだったとか、古い曲だけしかタイトルも浮かびませんから(なぜか大いばり)!