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耕作地におけるセシウム汚染の回避法について、続編

以前のブログ、
ヒマワリは日本を救うのか?続報:東京大学大学院理学系研究科准教授より
の、さらに続編。
東京大学大学院理学系研究科准教授(生物化学専攻)の有田正規先生より、
耕作地におけるセシウム汚染の回避法について、丁寧なご連絡をいただいたので、再度こちらで紹介します。

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佐々木様

丁寧な返事をいただき、恐縮です。

> 表土5cm部分の入れ替えや、石灰、ミネラル性の肥料などは、
> 比較的易く実行できると思います。

表土5cm の入れ替えは一番有効です。英文ですが参考文献を添付します。ただし表土をどこに移動させるかを考えなくてはなりません。一番汚染された部分だからです。

* どこかに穴を掘って集積する (雨風で川等に流れこまない工夫が必要)
* 表土と深い部分の土を入れ替える

チェルノブイリの知見では、長年たってもセシウムは表層にとどまります。つまり地下水に流れ込む恐れは(ヨウ素と違って)まず無いでしょう。野菜を植えるのは土の表層ですから、それより深いところに入れてしまえば大丈夫です。

* 肥料はカリウムを多くする

セシウムはカリウムの代わりに取り込まれ、植物にとっても有害です。ですからカリウムが利用可能な状況にあれば、植物も無理にセシウムを取り込むことをしません。

野菜の場合、ウェブにも記しましたが、ホウレンソウやカラシ菜は避けてください。和名だと、ヒユ科、アカザ科、キノコが金属を比較的多く蓄積します。実はイネ科も多く蓄積します。重金属汚染の土地を浄化するのに芝草などがよく用いられます。米には注意が必要です。

しかし、農家の方にとって一番問題なのは風評被害だと思います。基準値を下回っているのに、出荷して買い手がつかない場合があるかもしれません。そのような場合、加工品にすることが最も有効な対策だと思います。いまから、果実ならジャムやジュースにする手はずを整えておくことを検討すると良いかもしれません。米であれば、たとえば山田錦のような清酒用を植えることで、(精米、醸造プロセスを経ますから)間違いなく汚染を避けられます。

この苦境にあって福島を支えようと思う人も世の中にはたくさんいます。加工品用は一般には単価が下がるのかもしれませんが、むしろ福島ブランドとして少し高く売れるような社会になることを祈ります。


もし御要望等ありましたら、お気軽に御連絡ください。

Masanori Arita
Assoc Professor, Dept Biophys & Biochem, The University of Tokyo
http://metabolomics.jp/
(電話番号は削除しました)

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(追記4/13 10:42)

佐々木様

今後、作物として何を植えるべきかという指針ですが、移行係数という概念があります。 以下にまとめたので参考にしてください。
http://metabolomics.jp/wiki/Doc:Radiation/Agriculture

農水省が近々、稲以外の野菜についても作付けの指針(何ベクレルの土地なら何を植えられるか)を出すようです。

大まかにまとめると:

・ 果樹は大丈夫
・ ハウス栽培は大丈夫
・ ナス、トマト、ピーマンや根菜は大丈夫
・ 路地における葉菜は気をつけたほうが良い

です。

Masanori Arita
Assoc Professor, Dept Biophys & Biochem, The University of Tokyo
http://metabolomics.jp/
(電話番号は削除しました)

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有田正規先生、丁寧なご教授ありがとうございました。


>しかし、農家の方にとって一番問題なのは風評被害だと思います。

これ、実際、大変です。。。残念ながら、福島県いわき市ナンバーの車が給油拒否されたり(この事件は茨城県議会議員の井手よしひろさんが事実を確認し、謝罪していらっしゃいます)、福島県産の米だけが売れ残っていたり(米の収穫時期は秋ですよ、みなさん)、風評被害ってヤツが世の中に蔓延しはじめました。
安全な食品を食べたいのもわかる。よくわからん放射能に怯える気持ちだってわかる。私だって弱虫だし、ビビリだし、余震怖いし、放射能だってわかんないよ。
それでも、できるだけ正しい知識を見につけて、理解して、公平に物事を見れれば、風評被害は防げるんじゃないかと思います。これは福島に限らず、全てのことにおいて。風評被害というか、「偏見」というものを防げるんじゃないかな。

好き嫌いが激しい私が言える立場じゃないけど。

先日中学校に入学した大好きな甥っ子と、今電話で話しました。学校ははじまったけど、校庭は使用できず、部活(サッカー)は室内練習のみ、通学はマスク着用。毎日続く余震。

うーん、何も出来ずにごめんね、としか言えない、小さい自分。
入学祝いに何か贈るよ、と言うと、「お姉ちゃんの(PSPの)充電器を壊しちゃったから、充電器が欲しい」って言われて、爆笑しました。ホントにこの甥っ子は、欲がなくて優しくて、私の血筋とは思えないイイ子です。

こんな甥っ子たちのためにも、福島のために、何かできること。模索中です。


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花も咲いたし春もきた

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僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る


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ヒマワリは日本を救うのか?続報:東京大学大学院理学系研究科准教授より

「ヒマワリは日本を救うのか?」でお伝えした、ヒマワリでの放射能除去はやめとこうね、というブログ。続報です。

先日お伺いした理化学研究所の伊東真知子様からご紹介いただき、
東京大学大学院理学系研究科准教授(生物化学専攻)の有田正規先生からご連絡をいただきました。
面識もない私の素人質問に、快く回答をくださり、
またその後も丁寧な対応をしてくださる理化学研究所の皆様には、
本当にお礼の言葉もありません。
科学者としてだけでなく、人として素晴らしい方々なのだなぁ、と、感動。
連絡をいただいた時は、人の温かに涙が溢れそうになりました。ありがとうございます。

さて、東京大学大学院理学系研究科准教授(生物化学専攻)の有田正規先生からいただきましたメールを2通掲載します。

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佐々木慧子様

PSCコミュニケータの伊藤真知子よりお話を伺い、ヒマワリに関心をもたれていることを知りました。またヒマワリを植える運動が他にもあるようです。しかし、ウクライナの専門家等に聞いてみても、ヒマワリで土壌中のセシウムを効率よく回収することは困難と思われます。またむしろ、セシウムを吸収させた植物体を不用意に廃棄して拡散させることは、将来におけるセシウム被害を拡散させることにつながりかねません。

そのため、お勧めしたいのはむしろセシウムを吸収しない作物の耕作、セシウムを吸収させないための工夫です。さきほどCCさせていただきましたが、
http://metabolomics.jp/wiki/Doc:Radiation/Contamination
に情報をまとめているので、参考になりましたら幸いです。

すべての果樹や作物についていえるのは、土のpHを酸性にしないようにする(金属を吸収させにくくする)ことです。土壌に石灰を撒く、またカリウム肥料を十分に撒くことで、セシウムの吸収は防げます。またセシウムは表土に蓄積しているので、表土を取り除く、深く耕して拡散させることも、セシウムの蓄積を防ぐのに有効です。

有田正規
Assoc Professor, Dept Biophys & Biochem, The University of Tokyo
http://metabolomics.jp/
(電話番号は削除しました)
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東京大学大学院理学系研究科准教授(生物化学専攻)の有田正規と申します。今回の放射線災害のために、東北・関東北部域が風評被害まで受けていることに心を痛めており、科学者としてできることを考えてまいりました。専門は農学や放射線関係ではないのですが、これまでに米国およびウクライナの研究者と連絡を取って調べ、まとめたことを報告させていただきます。特に農作物の作付け時期にあたるため、参考になりましたら幸いです。

<まとめ>
以下のウェブページに調べた内容をまとめてあります。特に土壌汚染対策についてご覧ください。
http://metabolomics.jp/wiki/Doc:Radiation/Contamination

<対策>
・ 耕作地はできるだけ深く、よく耕す (セシウムは大半が表土 5cm にあるので薄めたほうがよい)
・ 土を酸性、カリウム不足にしない (必ず石灰と肥料を施す N:P:K = 1 : 1.5 : 2 が最適)
・ セシウムをよく蓄積するヒユ科の植物(ホウレンソウ、サトウダイコン(ビート)、ホウキグサ(ニワクサ)、オカヒジキ、アマランサスなど)は植えない
・ セシウムを蓄積しにくい菜の花を植える (経済的に成り立たないかもしれませんが、結果として販売できない野菜を育てるよりましです)
・ 放牧しない、家畜の糞尿を堆肥にしない

TV報道等では、汚染地域で普通に放牧する映像も流れますが、家畜にはできる限り汚染されていない牧草、トウモロコシ等を食べさせるべきと思われます。いったん精肉が基準値を超えてしまうと、現在以上の風評被害で肉が売れないばかりか、家畜の処理にも多大なコストがかかります。

少しでも参考になりましたら幸いです。今後も調査をつづけ、上記のウェブサイトは適時アップデートしていく予定です。


有田正規
Assoc Professor, Dept Biophys & Biochem, The University of Tokyo
http://metabolomics.jp/
(電話番号は削除しました)

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有田正規先生、ご教授ありがとうございました。

>ヒマワリを植える運動が他にもあるようです。しかし、ウクライナの専門家等に聞いてみても、ヒマワリで土壌中のセシウムを効率よく回収することは困難と思われます。またむしろ、セシウムを吸収させた植物体を不用意に廃棄して拡散させることは、将来におけるセシウム被害を拡散させることにつながりかねません。

やっぱり、ヒマワリ止めましょう。て結論。
でも、対策をご指導いただいたので、できることから実践ができるかも。
地元の皆にお知らせしよう。

大丈夫だ、福島は強いから。
絶対に復興できる。
心配ないよ。

やれることからやっていこう。


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