エゴはもがく
「わたし」の存在を維持するためにあらゆる手段を講じる
すねる、わめく、泣く、怒る
「わたし」のストーリーを話つづける
「わたし」のことを知ってもらいたい
「わたし」のことを覚えてもらいたい
「わたし」のことを理解してもらいたい
エゴは叫ぶ
「わたし」を見て見て見て見て見て!
だけど
「わたし」を一番見ていないのは「わたし」
「わたし」は「わたし」を見るのが怖い
「わたし」の中の黒い闇、「わたし」の中の白い闇、「わたし」の中に住み着いた小さな「わたし」
「わたし」の人生をコントロールする小さな「わたし」
小さな「わたし」は不安でいっぱい
だから
誰かに「わたし」を見てもらう代わりに
小さな「わたし」を探してみる
小さな「わたし」に耳を傾け
小さな「わたし」を見てあげる
小さな「わたし」は待っている
不安そうに待っている
小さな「わたし」と仲良くなれたら
誰かに見てもらわなくても大丈夫
「わたし」が一番見てもらいたい相手は「わたし」自身