FUNK HANCOCK | dr.head.jr

FUNK HANCOCK

今夜も呑みながら音楽と戯れる夜。
 
戯れるなんてカッコ付けて書いたはいいが、
ただのノンべぇの音キチって事ですね。
別に酒が好きなわけではないが、
シラフで聴くよりいいんでないのさノンノンノン、
狼なんて怖くないって感じ。

 
今夜はハービー・ハンコックの75年東京公演の「FLOOD/洪水」を聴いています。
ヘッドハンターズのカメレオンが大好きで、先日YOUTUBEで当時のLIVEを観たら
これがもうすっごくカッコ良くってカッコ良くって。
ロックイットの初観LIVEもすごく良かったけど。

 
で、レコ屋をあちこちウロウロウロウロしていたらこのCDあって、
ちょっと高くて1週間悩んだ末にまだあったら買おうと思ったらまだあって、
「早く買えってんだよっ」ってCDが言っていたので
「じゃあ、買いますよう」と、購入。

 
カメレオン目当てだったんだけど、これがまた全部いい!すごくいい!!!カッコイー!!!!!
レアグルーヴ世代でCLUB大好きで、そういう方向から入っているので
真の正統派ジャズファンの怖い方々にはお叱りを受けますが、
「まぁいいじゃねぇか、好きなんだからよ」と。
この公演観れた諸先輩方々、羨ましい限りです。

 
音楽に関しては雑食なのである程度なんでも好きなのですが、
ジャズもブルースもゴスペルもソウルもスカもレゲエもソウルもソンもビギンも
カリプソもラテンもブーガルーもブラジルもアフロもハワイアンも、
どちらかと言えば黒人音楽が好きです。

 
ファンクで言えば、SLYのFRESHのような、奥底からグイグイブリブリくる音に弱い。
デオダード2とか。デオダードは白人ですが。
でもピエール・バルーだって、ブラジリアンフランス人とか言ってたし、じゃあ、いいかなと。

 
ファンクとファンキーの議論って昔ミュージックマガジンで読んだ記憶があるけど、
どうでもいいけど、まぁ、とにかくファンクが好き。ファンキーが好き。

 
ファンキーと言えば、
リトル・フィートだってファンキーだし、JBなんかは、もう「JB」と書いた時点でファンキーだし、
例えばサラマンが、「明日どこで打ち合わせよ?」「JB」と言えばそれでファンキーだし、
昼下がりの公園に集う若マダム達が「宅のお子さんがお受験で」ってのもファンキーだし
沖縄の島唄も大好きですが、島唄を語るとまた長くなりますのでやめますが、
島唄だってファンキーだし、夏の盆踊りだってファンキーだし、民謡すなわちファンキーだし、
SUM41のLIVE観て狂うのはパンキーだけどそれすらファンキーだし、
エルレガーデンからジミヘンに入っていくのもファンキーだし、
ライダーズの真夜中エッグやTVだってファンキーだし、
自転車で世界一周した愛すべきアホな知り合いいますが、もうすっかりファンキーだし、
つまり世の中ファンキーに満ち溢れているわけで、
これで天下泰平とあいなれば宜しいかと。

 
ハンコックの話に戻りますが、スピーク・ライク・ア・チャイルドとエンピリアン・アイルズと、
マンチャイルトと、ロックイットの入っているやつしか他には持っていませんが、
聴き込まないといけないのですね。
なんでも聴き込まないと。

 
音楽には「聴くタイミング」というものがあります。
全ては、大きな流れの中にあるのでしょう。
流れに従って生きた方がいいのでしょう。
狐狸庵先生も言ってたし。

 
己の直感を信じて感覚的に生きた方が良い人と、そうではない人がいますが
わたくしの場合はどう考えても前者であって、なのに色々と無理をし過ぎてきて
幾多の失敗、誤解、偏見にうごめく中をかいくぐって生きてきましたが、
そろそろ腹を据えて開き直って、地に足をしっかりと付けて、
ファンキーに生きていかねばなるまいと思う、悲しく桜散り出す春の夜。