「ウソ読みで引ける難読語辞典」 篠崎晃一 監修 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


たとえば読み方がどうにもこうにも想像がつかない文字があったとします。
それが「一期一会」という文字だったとしましょう。
(いっきいっかいかな~?)と思ったらその読み方で「ウソ読み索引」を
引くと「一期一会」と言う漢字が出てくる。
そしてそこで指示されたページに飛ぶと正しい読み方と、簡単な意味が
表記されている、と言う具合。

先日読んだ「羊の歌」と言う本の中に「生籬」という文字が出てきて、
「いけがき」かな~?などと悩んで辞書で探してみたものの
どうしても行き当らず、広辞苑で部首から探し「籬」を「まがき」と
読むことを知り、そこでようやくとっかかりをつかんだという経緯があったもので、
(これは!!)と思い、購入したのでした。

実際にはまだ具体的な出番はありませんが、ざっと見る限りでは「ウソ読み」も
人それぞれだと思うので、ここに表記されているものだけでは探しえないかなと
思っています。
たとえば「芦原温泉」・・・これはウソ読みで引く場合「よしわらおんせん」でしか
探せませんが、私がこの文字を知らなかったら多分「あしわらおんせん」で
まず調べるだろうと思うのです。
でも「あしわらおんせん」としてのウソ索引は無し。
というわけで、ウソ読み索引にある読み方どおりに?勘違いしないと探せないという
欠点はあるように思います。

正しい読み方で探すのは…部首で探さなくてはならないので
普通の辞書を使った方がずっと速いです。

また実際に本文を見てみると、書くことはできないにしても読みについては
概ねわかるなあという印象なので、どれだけの実用性があるのかは
個人差があると思います。

でもこういう本は日頃パラパラと適当なページを開いては、
ほおおお~などと思ったりしながら見ていればよろしいのではないかと思います。
私個人は大変に辞書が好きなオンナなので、大変楽しく読んでおります。

ちなみに・・・

生籬の読み方は、厚さ10cm位ある本で探しても、ネットで探しても
明快なものになかなか出会えなかったのですが「生籬」と漢字そのもので検索すると
検索エンジンによっては「いけがき」と出てきたりします。
多分この読みで良いと思うのですが、もしお気づきの点がありましたら
ぜひお知らせください。よろしくお願いいたします。

芦原温泉は言うまでもなく「あわらおんせん」。福井県の温泉名です。


内容は「事柄」「動作」「様子」「四字熟語」と、あとは名詞を体の部位だとか
国別、難読市町村、などなどとおおざっぱに分けてあります。




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