今月後半はPCが起動しなくなってしまったため、およそ10日ほどをPCなしで過ごした。
そのため読書する時間がかなり増えたことは喜ばしいことであり、また実際良い本に
多々巡り会えたのはとても良かったのだけれども・・・自分がどれだけPCに依存して
いるのかをよくよく身にしみて分かったので、これをきっかけに少しその依存度を
改めねばと思っているのでありました。
さて、今月のベスト3は・・・
第一位 「蜘蛛女のキス」 マヌエル・プイグ
第二位 「バースデイ・ストーリーズ」 村上春樹選・訳によるアンソロジー集
第三位 「わらの女」 カトリーヌ・アルレー
「蜘蛛女・・・」は、ダントツの良さだった。後半の初めのモリーナの思いやりには
思わず眼がしら熱くなる。最終的な幸福の予感など感じることのできないはじまりは
重くもあるけれど、すばらしい名作だと思う。
「バースデイ・ストーリー」は「ムーア人」一作がかなり順位を上げることになった。
あれからまた数回読み返したけれど、じりじりと焼かれるような感覚がなんとも
言えずに苦しくも、良作だと思う。
第三位は混戦というか、いずれおとらぬミステリー、ハード・ボイルドの名作で
とてもよかった。それら以外にも「エビータ」もとても良かったし、選ぶのが難しい。
本屋めぐりは相変わらずの楽しみで、少なくとも週に1回はどこかしら見ています。
でももうほしい本はないかもしれない。
これは!と思う本は大方手に入れてしまってストック本は膨大な量になっているし、
既読のものでもまた改めて読みたいものや、未読の古典などもたくさんあるので
新たに購入せずともあと数年は持つんじゃないかと思う。
読んで、感想を書いて、処分する・・・こうして少しずつ身の回りから減らしていかなくては。
2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:31冊
読んだページ数:8366ページ
ナイス数:57ナイス
ティファニーで朝食を (新潮文庫)の感想龍口版を再読。まだアメリカがとてつもなく遠かった頃の読者のための丁寧な翻訳もまた良し。春樹訳も良いけど、こちらも捨てがたい。「クリスマスの思い出」は、春樹訳で作品のよさに初めて開眼したので、今読み返すと「ですます」調の翻訳に最初は面食うものの、昔話のような語り口で別の魅力を感じる。誰が訳しても、要するにこの小説そのものが良ってことか・・・とにかく大好きな作品。龍口先生のあとがきが結構面白くて好きだ。
読了日:10月31日 著者:カポーティ
緑の家 (新潮文庫)の感想数年前から読みはじめるも集中できず何度も前半部を読み返した。後半はもう雰囲気を味わうだけで理解は放棄し、字面を追うだけでよしとしてようやく最後まで。完全な消化不良。ただ、湿気と色彩の熱帯感は行間から溢れ出て来るようだった。こういうところはラテンの小説だなとつくづく思った。「緑」はスペイン語圏のヒトにとっては少々意味深な言葉でもある。ジャングルの緑と、別の意味を持つ緑、二つの緑がひとつの入れ物としての「家」となっているのかも、という気もする・・・・無理して搾り出した感想。いずれ訳者を変えてリベンジする??
読了日:10月31日 著者:マリオバルガス・リョサ
百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)の感想再々々々・・・読。何度読んでも私にとっては萩尾作品のナンバー1。
読了日:10月29日 著者:光瀬龍,萩尾望都
池田理代子短篇集 (3) (中公文庫―コミック版)の感想数回目の再読
読了日:10月28日 著者:池田理代子
ゴーマニズム宣言EXTRA パトリなきナショナリズムの感想久々の再読
読了日:10月28日 著者:小林よしのり
エビータ (新潮文庫)の感想中立の立場で書かれており、面白い。今度は熱狂的なエバ派と、その反対派のように極端な立場違いのものを読んでみたい。
読了日:10月27日 著者:ジョンバーンズ
高円寺あたり (2) (双葉文庫―名作シリーズ)読了日:10月27日 著者:西谷祥子
高円寺あたり (1) (双葉文庫―名作シリーズ)読了日:10月27日 著者:西谷祥子
健康体温36.5度の生活術の感想もう1歩、深く入った解説がほしいところ。
読了日:10月26日 著者:安保徹,清水教永
夜になると鮭は… (中公文庫)の感想あとがきのリズムが、後半に収録されている詩のようだった。
読了日:10月25日 著者:レイモンドカーヴァー
バースデイ・ストーリーズ (村上春樹翻訳ライブラリー)の感想ハードカバーで読んだ。「ムーア人」が秀逸。既視感のある作品だけど、とてもいい。アンソロジーは案外統一感の無いことが多いけれど、村上訳(しかも村上選)ということで粒がそろい、読後感が大変良く、かなり私好みの作品集だった。一部を除いて、私には他の方が言うほど不幸という印象はなかったけど、変かしら???
読了日:10月24日 著者:
ぼくは勉強ができない (新潮文庫)の感想久々の再読。詠美の言うように、その年齢を過ぎてよむからこそわかる本田と思う。私の詠美ベスト3のひとつ。収録作品は前半から1作進むごとによりよくなっているように思う。
読了日:10月23日 著者:山田詠美
蜘蛛女のキス (ラテンアメリカの文学 (16))の感想およそ30年ぶりの再読。ズキズキする読後感ですが実によかった。文学の力、人間の想像力を再認識した。
読了日:10月22日 著者:プイグ
櫻の園 白泉社文庫読了日:10月19日 著者:吉田秋生
村上ソングズの感想1日1曲ブログにアップして聞きながら読了。初めて出会う曲がほとんどだったが、これを機にアルバム購入したものもあったり、苦手なジャズの中にも受け入れられるものがあったりと、収穫は大きかった。村上春樹の音楽についての文章は特に「好き」が溢れていて、いいなあといつも思うけど、今回の本は和田誠さんのイラストの鮮やかさがなんともすばらしかったことが購入のきっかけ。
読了日:10月19日 著者:村上春樹,和田誠
マーロウ最後の事件 (1975年)の感想後の長編につながる短編3つと、初読の表題作の計4編。「女を裁け」「最後の事件」が特によかった。表現のリズムなどとてもよく、稲葉訳もなかなかでぎゅっと凝縮されたものの読後の満足度はかなり高かった。
読了日:10月18日 著者:レイモンド・チャンドラー
お花に添えるフランス語 (SIMPLE COMME BONJOUR)の感想フランス語の花言葉に水墨画風の挿絵。新書版に程よい文字数、読みやすく楽しい。
読了日:10月17日 著者:にむらじゅんこ,ハミルアキ
マルタの鷹 (1961年) (創元推理文庫)の感想古典ということで。悪人が鷹揚で悪人らしくなく探偵のスペイドのほうがよほど悪辣に見えた。ただ行動で物事を解決していくことは魅力的だと思う。でも私はやはりチャンドラー派かな。
読了日:10月16日 著者:ダシール・ハメット
わらってクイーンベル (集英社文庫―コミック版)の感想再読。1972~73年の作品3篇。圧倒的なうまさです。が、「女性志願」は萩尾作品「ママレードちゃん」そのまま・・・イケマセン。
読了日:10月14日 著者:一条ゆかり
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))の感想結末を急ぎつつ楽しく読んだ。でも幻の女の目撃者がいなくても、本人の目撃情報はあるのだからそれで十分なのでは?と思わずにはいられない。あと彼より先に警察が自宅で妻の死体を見つけていたのはなぜ??などなど、疑問を残すところはいくつもあるけど。
読了日:10月13日 著者:ウイリアム・アイリッシュ
喪服のランデヴー (ハヤカワ・ミステリ文庫 ウ 1-1)の感想納得行かない部分もかなりあるが、大変面白く読めた。特に後半の盲目の女性の恐怖感や、婦警の味わう恐怖などはなかなかの緊迫感。文章も洗練されていて読みやすい。
読了日:10月13日 著者:コーネル・ウールリッチ
バルバラ異界 第3巻 (小学館文庫 はA 43)の感想再読
読了日:10月13日 著者:萩尾望都
バルバラ異界 2 (小学館文庫 はA 42)の感想再読
読了日:10月13日 著者:萩尾望都
バルバラ異界 1 (小学館文庫 はA 41)の感想久しぶりに再読。
読了日:10月13日 著者:萩尾望都
お菓子とわたし (角川文庫)の感想数十年ぶりの再読。昔大好きだった桂さんの本だけど、彼女の本は年を経てから、読み返すたびに昔とは異なる違和感が残るようになってしまった。 でもお菓子への情熱はよくわかる。
読了日:10月10日 著者:森村桂
風の歌を聴け (講談社文庫)読了日:10月8日 著者:村上春樹
ローマへの道 (小学館文庫)読了日:10月6日 著者:萩尾望都
NANA 20 (りぼんマスコットコミックス クッキー)の感想久々の再読。もうこの作品はこのまま放置なのでしょうか。あまり不幸だらけにならないうちに収束させてほしい。
読了日:10月5日 著者:矢沢あい
わらの女 (創元推理文庫 M ア 5-1)の感想登場人物も少なく、文章も読みやすく、一気に読めた。今だったら彼女の言い分の裏づけをとることも多少はできただろうけど、当時ではねえ。でもやはりヒトのものを横取りとか、それもヒトのプランに乗って・・・なんてのはダメなのですね。大変に面白かったです。
読了日:10月5日 著者:カトリーヌ・アルレー
Elle a table (エル・ア・ターブル) 2014年 11月号の感想今号も美しい。料理本というより・・・なんだろう、とにかく何か違うけど。 付録はリサ・ラーソンのハリネズミ柄のフリース製クッションカバー。仕上がりはやや雑ですが、かわいい。
読了日:10月5日 著者:
読経しちゃうぞ! (フラワーコミックス)読了日:10月4日 著者:絹田村子
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つづく・・・