「Ev'ry time We Say Goodbye」です。
この後に続くのが、I die a little. で、フィリップ・マーロウの
「To say Good bye is to die a little.」を彷彿とさせますね。
もちろん、その点には村上春樹も言及していますが、この言い回しって
ちょっとシェイクスピアっぽくも無いですか?
別れるときはいつもうつろな気分になってしまう・・・でも、そばにいるときは
春のよう、などと歌詞は続いているので、永遠の別れじゃなくて、
「今日はここまで、またね」とデートの終わりの別れぐらいのようです。
だからちょっと大げさな気もしますが・・・でも私も結構この気持ちわかるかなあ。
何しろ昔はデートの前に「でもまた別れてひとりで家に帰ってくるのか」と
考えてはなぜか落ち込んでいたワタクシでしたから・・・ほほほ。
有名どころがたくさん唄っていますが、春樹氏お勧めはこのふたりのもの。
Duet/Blue Note Records

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どちらの訳もそれぞれに良さがあります。
秋の夜長にじっくり読みたい1冊です。
長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1))/早川書房

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ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)/早川書房

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村上ソングズ (村上春樹翻訳ライブラリー)/中央公論新社

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