「A Sleepin' Bee」です。
トルーマン・カポーティの「House of Flowers」をブロードウェイ・ミュージカル化した際、
カポーティ自身が作詞をした曲とのことです。
このトニー・ベネットは、フルコーラスをスローテンポで歌い上げていますが、
他の歌手は、コーラス部分をアップテンポで歌うのがスタンダードになっているそうです。
アル・ジャロウのバージョンで確認してみましたが、確かにそう。
でも最初の部分を省略してしまうと、なぜ「眠る蜂」を握り締めるのかがわからないでしょう、と
春樹氏のご指摘には同感です。
ただ曲調は、アル・ジャロウバージョンの方が、この意外とラブリーな歌詞
(だと私は思う)には合うような気がしますが。
「House of Flowers」は、「ティファニーで朝食を」に収録されている短編です。
邦題は「花盛りの家(村上訳)」、「我が家は花盛り(龍口訳)」となっています。
無知で、でも純真な娼婦が「これが本当の恋なのかどうか」を知るために
占いのおばさんだかなんだかに、教えられたおまじないでした。
蜂が眠ってしまってそのまま目覚めなければ、それは本当の恋・・・とのことで
この曲はその言い伝えの部分から入っていっているわけです。
だから前半を切り放しちゃうのはどうかな、ってことですね。
この小説のファンタジックなのにグロテスクで残酷・・・けれどもちっとも後味が
悪くないところが私の好きなガルシア・マルケスの小説に通じるものがあって、
これはかなり好きな作品です。
・・・というか「ティファニーで朝食を」に収録されている短編はいずれ劣らぬ名作だと思います。
文庫も翻訳者別に2冊持っていますが、わたしはこのティファニーブルーの表紙で
読むのが好きだ~!!私の永遠の1冊です。
ティファニーで朝食を/トルーマン・カポーティ

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トニー・シングス・フォー・トゥ/SMJ

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