「時をかける少女」 筒井康隆 | MARIA MANIATICA

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ASI ES LA VIDA.



小学校以来数十年ぶりの再読です。
ここ数カ月無性に読みたくなってしまったので。

以前にもちょっと書いたことがあるけれど、これはNHKのテレビドラマで
クラスの皆が夢中になって見ていた作品でした。
その後も映画化、アニメ化されているのでご存知の方も多い作品かも。

理科室でラベンダーの香りを嗅いで倒れて以来、タイムリープができるように
なってしまった主人公の芳山和子と未来から来た少年ケン・ソゴルのお話。

小説は意外と短くて、あれっ?っていう感じで終わってしまった。
1965年に中3コースで連載が開始され、翌年の高1コースで終了だったそうで
改めて古いお話だったんだわ~、と。
今ドキの子達と比べると相当にお行儀の良いしっかりした子供達ではあるけれど、
特に今読んでも古臭いとか、細かい違和感は殆どありません。
解説ではジュブナイル小説としてありましたが、思春期の子供たちが対象のせいか
どちらかというとジュニア小説のイメージに近い気がしました。

もしかしたら私にとっての初SFだったかもしれないけれど、
この小説やドラマから発展する想像の世界というか妄想の世界は
とてつもなく大きなものだったと思います。

ラベンダーという花の名前を知ったのももちろんこの小説が最初。
まだまだ一般的に馴染みのある名前ではなかったので
作者が作った架空の花なのかもなどと思っていました。
だからずっとあとになって、ラベンダーの実物を見たり、
香りを知ったときは本当に感慨深かったですねえ。

同時収録の「悪夢の真相」もうっすらと記憶に残っていた。
これはトラウマの話で、ちょっと怖い、というか親として反省!かな。
子供より子育てしている人が読んだほうが教訓として良いかも。
もうひとつの「果てしなき多元宇宙」も読んだことがあるような気がする。
メビウスの輪みたいに永遠に続く、行き着く場のないタイムリープのお話で
こういうSFはとてつもなく怖いな。
これらと比べると「時をかける・・・」はかなりロマンティックな部類になるかな。

私にとってはこれが初・筒井康隆だったので、これがデフォルト。
こういう類の作品を書く方だと思い込んでいたから、ずっと後になって
とんでもない筒井作品をいくつか読んで、ひえ~っ!と心底びっくりしたっけなあ。


NHKのドラマで主演された島田淳子さんは、柳ジョージさんの奥様だったそうです。
さきほど知りました。へえええ~。



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同日追記: 大事なことを忘れていました!
一部だけとは言え、NHKのドラマがDVD化されているという情報を
以前コメントで頂いたのでした。これがそれ↓見たいよぅ~♪


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これは我が家の子供たちのお気に入り作品で「絶対に見て!」と以前から言われている。
小説とは無関係みたいなので食指が動かなかったけど、先日この主人公の
叔母が芳山和子という設定になっていると聞いて俄然興味がわいてきたトコロ。


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これも話題になったけど、多分見ていない。