「2001年宇宙の旅」(DVD) | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.


ようやくDVDとはいえ、この映画見ることができました。
製作年の1968年からすでに45年、そしてタイトルの2001年からですら
もう12年の年月が流れてしまいました。

このところお疲れ気味な上に、深夜近くに見始めたので
途中気持ちよく寝てしまい、本日夕方リベンジ・・・
ところがまた最後に近いあのモノリスの内部のシーンあたりで
熟睡してしまい(しかも2回)かなり長時間かけて見終えました。
でも眠いからと言って退屈というわけではないのですよ。

清清しいほどに説明的な台詞のない、寡黙な映画でした。
その分、あの「ツァラトゥストラはかく語りき」や
シュトラウスのワルツとともに映し出される映像の美しいこと。

映画を見ただけでは多くの方がストーリーの理解に
苦しむことになったのでは?と思います。
私は先にアーサー・C・クラークの小説を読んでいましたが
長い前書きでご本人が「映画と小説、セットで初めて理解できうるもの」と
書いていらしたし、私もあれを読んでいなかったら???の
連続だったと思います。
読んでいても、わからない部分もまだありますし。

でも人工知能の進化とか、その是非とか、ヒトの起源とか、
そして地球外の生命体の存在の可能性とか・・・
みた人それぞれが、それぞれの思いを馳せることになる何かが
残る作品ってやはり私は好きですね。
論理的にきっちり説明できるもののすっきりした後味も
また魅力だけど、私はこういうのがとてもいいと思うなあ。

設定は宇宙空間でも、別にどこを舞台にしたってあまり
影響なさそうなSFもどきの作品は本当に多いけど、
こういう作品こそが私にとっては最高のSFだと思います。

小説に比べて、コンピューターのHALが、より人間っぽくて
ちょっと悲しかった。
HALがなぜあんな行動をとったのか、小説ではよくわからなかった
けれども、同僚の乗組員に嘘をつかねばならなかったことから
生じたことのようですね。
う~ん、それはつまるところ誰の責任?

スターチャイルドはなりゆきで、あの彼がなることになったのか?
それとも予めモノリスを仕掛けた生命体がプログラミングして
いたことなのか?なんて疑問も残ります。
ここが始発なのか、あそこが終着だったのか・・・キリがない。
次回は映画館で、この映像美を堪能しながら考えてみたいですね。
体調万全にして、寝ないようにしなくちゃね。

モノリスといえば、私のイメージでは新宿副都心の高層ビル並みの
ものを想像していたので、意外な小ささに拍子抜けしちゃいました。



この小説を読んで、初めてこの作品の完成形を味わえるとのこと。
文字だけの分、作品内のイメージは自分で作り上げなくてはなりませんが、
よくできた小説なのでイメージわきやすいです。
映像を先に見てしまうと、もう後から自分のイメージを作り上げることは
相当困難なことだと思うので、私は今後「読んでから見る」派に
可能な限りはなろうかな。


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