「パッケージ・デザイン」  佐井国夫・田口頼幸 他 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

知る人ぞ知ることですが、私は「入れ物」が大好き。
大きく分けて箱もの、袋ものだと思うけど、もちろん両方。
クリスマスやお正月になると、美しいパッケージの限定品が
あちこちのブランドから発売されますが、その時も大抵は
その品物が入っている箱とか袋そのものが欲しくて買うのが
本当のところ・・・。

一体入れ物の何がそんなに魅力なのか、自分でもはっきりと
わかりません。
買ったらもうそれで満足してしまって、特にとりたてて
何かを入れるなどということもないのです。
袋物は使いますが、箱は、本当に使い道ないんだけどね。
でも大好き!

で、この本です。
ちょっとわけあって、必要にせまられて買ったもの。
いくらワタクシがパッケージ好きとはいえ、わざわざ
こんな専門書(武蔵野美術大学テキスト)を買ってまで
研究するにはさすがに至りません・・・。

パッケージとは何か?
何のため?誰のため?どんなコンセプトを持って作られて
いるのか?
そういったことを、この本では特に見慣れた食品の
パッケージを使って、分類・評価しています。

たとえばチョコレートのパッケージにしても
それぞれに主張させる目的は、ブランドにより異なります。

ブランドイメージを浸透させるためのもの、
中身のおいしさをイメージさせるためのもの、
顧客の層を絞り込むためのもの、
陳列時のインパクト重視をしたもの、

・・・などなど様々なパターンがあるのだそうですが
そういえばそうですよね。

あ、チョコレートだ!
あ、GODIVAだ!

・・・なあんて、最初に抱く印象はパッケージによって
いろいろですものね。

この分類でみると私の好きなパッケージは「素材重視」と
いうことになるようです。
確かに素材やその質感は私には重要で、ざらっとした紙箱とか、
小洒落たダンボールとか、ああ!缶も素敵だし、かご類もね。
何といっても究極はワインの木箱なんだけど・・・
そんな感じでまずはナチュラル素材と、その質感には弱いかな。

形は複雑である必要はなく、限りなくシンプルで
できれば積み上げたりしてもOKなものが良いですね。

$MARIA MANIATICA

(これはマーロウのプリンを入れてくれる箱。
中はプリンのビーカーが2個並んで入る。
こういうシンプルな感じがとても好き。
そばにあるだけで幸せ・・・なんて、まるで恋人だね。)


袋物に関してはインパクトが強いもの、弱いもの、
あまり問わずに、第一印象が勝負です。
素材はやはり綿・麻・皮革がベストで、コーヒーの
麻袋なんてもう・・・たまりません・・・。
でも袋物は多少、人工素材を使っていても気にならないかな。

もちろん私は研究者でもデザイナーでもないので、
特に何もこの本で読んだことを応用しようもないのですが
専門書のマニアックさというのもまた、とても面白いですね。

これから先は、コレクション増やさないためにもできるだけ
ナチュラル素材を扱っている場所には近づかないように
しようと思います・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・大ウソだぴょん!


パッケージデザイン/佐井 国夫

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