「稲妻日記 PART2」 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

先日の「稲妻日記」の続編です。
1は83~85年でしたが、こちらの2は85~87年のサンストの
最終回の分までが収録されていました。1よりもさらに面白かった。
それに前回書き忘れましたが、挿入されている甲斐さんの写真がまた、素敵でした!

甲斐さんの語った言葉を、文章に書き起こしたのは1と同じ方。
以前よりも、着眼点が良かったような・・・。
甲斐さん語ること自体も、多分年齢とともにかわってきたのかもしれませんが、
バージョンアップした印象でした。

なかでも最終章の「核 - 実態と虚構の境界線」を語っていらした部分が特に良かった。
以前からYOUTUBE動画で見ていた「ジャパン・エイド」に出演されている
甲斐さんの姿は見ていました。
ただ私にはあのイヴェントの目的が何で、出演したのが誰だったのかを調べても
よくわからずにいたけれど、この本で甲斐さんがそのことについて語っていらして
ようやく納得できました。
具体的な何かのためではなく、もっとそれ以前のベース作りが目的だったとのこと。

さて、私がこの本の中でただひとつだけ気になったこと。
多分、昔これを読み、同じことを感じた方もあるかと思いますが・・・
「ポップコーンをほうばって」という表記。これは実にイケマセンですね。

それにしても私もそろそろ、きっかけがつかめずそのままにしていた甲斐曲を追う作業を
再開しなくては。そんなことを甲斐さんのあとがきの内容に共感しつつ思いました。
何か始めたら徹底してやりとげる・・・そうなんだよね。
ブログは私にとってはそれを確認するための場所でもあるのですよね。


ジャパンエイドの映像です。甲斐語炸裂!
つながりで、若き日の三雲アナによるインタビューや他の曲もお楽しみ頂けます。

1986年12月20~21日のイヴェントだそうですが、この年の春に
チェルノブイリの事故があったのですね。
最近は何を見ても、聞いて・・・それが無関係ななんでもない恋愛小説であっても
すべてが一つのところに結び付くようで実はちょっと悩ましくもあるのですが・・・
仕方ないことなのかな。





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