「ガラスの仮面 45」 | MARIA MANIATICA

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ASI ES LA VIDA.

待ってました~ん!ようやくの45巻。
読者も作者ももうライフワーク覚悟の大長編。
なにしろ私が高校時代には、すでに単行本が発売されていたという作品です。

通常、コミックはブックオフで105円になるまで買わないのですが、これだけは
もう仕方ないので新刊で買ってます。
今回はあまり間は空かなかったけど、帯に「奇跡の2ヶ月連続リリース!」と
書いてあるほど、コミックスの発売には時間がかかってます。
前巻の話をすっかり忘れてしまって、あれ読んでなかったっけ?と勘違いして
同じ本を買ってしまったことも何度かありました。

核心にはまだ程遠いけど、今回はこの劇中劇かつメインでもある「紅天女」自体のテーマが
明確になってきて、この部分が萩尾作品「百億の昼・・・」に通じる宗教観・宇宙観を
感じさせ、ワタクシ的にはいつも以上に興味深く読めました。
それにしてもこの「紅天女」のあらすじ、シナリオ、そして思想は作者である美内すずえさん
おひとりの手によるものなのでしょうか?内容的には漫画の粋を超えそうな勢いと深さです。

一方、宿敵の美少女・姫川亜弓の境遇などすっかり忘れておりましたが、そういえば
失明の危機に瀕していたのでした。
久々の母親・姫川歌子さんの登場は、初期の頃の「ヘレンケラー」の稽古を思わせて
こちらも目が離せないですね。

白泉社のHPには「ガラスの仮面・全国統一模試」なるものがありました。
結構自信があったんだけど、100点じゃなかった・・・悔しい!!!!

次巻は今月29日発売だそう。やはり帯に書いてあった坂東玉三郎さまの一言が笑えました。
「長年の夢、紅天女はいつ見られるのだろう・・・。」全く同感です、玉さま・・・。


漫画歴の長い私ですが、美内先生のご尊顔を拝見したのははじめてかも。
う~ん、やっぱりご自身のオリジナルだったんだ・・すごいな。




安達祐美の声がキンキラしていてあまりイメージじゃなかったけど、あの年頃を演じる女優が
いなかったのでしょうか。なんと言ってもはまり役は野際陽子サマの「月影先生」でしたよね。
ドラマはほとんど見ないのですが、これは珍しく全部見たな~。




ガラスの仮面 45 (花とゆめCOMICS)/美内 すずえ

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