「無法者の愛・観覧車’82」 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

20枚目のシングルです~。この曲、大好き~!!!!
甲斐さんご自身も、萩尾作品「完全犯罪」の巻末対談で「無法者の愛、自分で好きだもん」と
おっしゃってました。

以前「翼あるもの」の元歌聞き比べしたとき、特に早川義夫さんの「サルビアの花」との
あまりの違いに大ショーゲキ受けつつも、甲斐さんの声って、曲全体にフィルターを
かけたかのように生々しさを消し去り、甘く品良くしているんだな~とつくづく思ったものですが
ワタクシ的にはこの「無法者の愛」ってその声の響きのよさがすごく良く表れている曲のひとつだと
思うのです。

日本語は発音がクリアであいまいな音がないけど、甲斐さんの発音する母音ってちょっと
英語的というかね、日本語にはない発音でしょう?(それが甲斐語??)
母音だけを発音するときは「あいうえお」が「はひふへほ」みたいになって独特ですが、
それもまたすごく耳に心地よいと思います。

子音と組み合わせたとき、つまり「か~わ行」については、特に「a」「e」で終わる
音の響きが美しいと思うのです。
あ段の音は英語の発音記号で言うと「æ」みたいな「あ」と「え」の中間で、その音が
伸びた時のあの響きに私はゾクゾクします。
「何を言っても・・・」も「ねにをいっても」みたいに聞こえるのですが、それもまた
すごぉ~~く耳障りがよくてたまらないでございます~♪

ソロの「エゴイスト」で別バージョン聞いてびっくりしましたが、大人になった・・という感じ
ですか?聞き比べをしたいところですが、今日はもう動画作りすぎたのでやめておきます。

「観覧車’82」も人気が高い曲だし、以前から聞き比べを薦められていて、試したいのは
やまやまなのですが、同様の理由で別の日に譲ります。


1982年5月1日 発売

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