「天使(エンジェル)・一世紀前のセックスシンボル」 | MARIA MANIATICA

MARIA MANIATICA

ASI ES LA VIDA.

つい先日、「SINGLES Ⅰ・Ⅱ」を手に入れて、ようやく「天使」聞いたばかりです。
甲斐バンド16枚目のシングルです。

甲斐さんの曲には「天使・悪魔・魔女・魔法・妖精・・・」なんてファンタジックな
単語が昔からよく出てきますよね。
でも多分この天使、白い羽の下に、先の尖った尻尾がついているような気がしますけど。
一筋縄では行きそうもない女の子ですよね、きっと。

ワタクシが30年も目を放していた隙に、よしひろくんは「お前はひざまずき、許しを乞う」
なんてびっくり仰天するような曲を作るようになってしまっていたわけですが、こういう
「いい女に翻弄されてるオレ」的な部分もちゃんと残っているわけですね。
あ、でもこの曲、相当古いのね・・・私にだけ新曲なのでしたわ。

せっかく動画作成に挑戦し始めたのだし、と思ったけどこれはできませんでした。
甲斐さんの曲は、すごく映画的で、風景や小道具が容易にイメージしやすいと思います。

でもこの「天使」(それから完全犯罪や電光石火とかもそうかな)は、一人の女性の内と外を
絵を描くように歌っているので、聞く人が共通して持てるイメージ部分が少ないというか、
より聞き手にゆだねられていそうな感じがします。
ある女優だとか、あるいは思い出の女の子とか、聞き手それぞれが自分のイメージと
重ねる方がきっと適するものなのでしょう。特定の人物イメージを載せるのはやめておきます。

「一世紀前の・・」の「頭空っぽ」とはずいぶんなお言葉だけど、もちろんホントの
おバカさんではなく細かいことにくよくよしない、面倒のない、懐の深いいい女って
ことなんでしょうね。そういう女性は私も好きだぞ~♪

どちらもライブで聴いてみたい曲だと思います。


1980年10月21日発売

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