今日は、先週水曜日に引き続き、
ボランティアのためのスペイン語講座の第2回目。
スペイン語としては初歩の初歩って感じで、
あいさつだとか、なんたらかんたら、ごく簡単な
ことばかりですが、ボランティアとして、日本語が
ほとんどできないか、全く分からない人たちを
対象にする場合、hispanohablante(スペイン語を
話す人々)にどう対応していけばよいのかを
学ぶことができて、本当に参加してよかったと
思います。
スペインで、ラテンアメリカで、現地の人と接した
経験はそれなりにありますが、この日本で、
困っている人を助けるということは、また別問題ですね。
もうすぐ、DELEの検定なので、少しずつ勉強も
していますが、なかなか・・・。
過去問見ると憂鬱な気分になります。
この前買ったVIAIEROSという読解力養成用の
テキストは私にはほとんど歯が立たない難しさ。
かといって、それ以下だとなかなか適当なものも
見つからず・・・・そんな中、もうずいぶん前に
ブックオフで見つけて購入した本を今日は
読みながら電車に乗ってきました。
清水憲男先生の
「ドン・キホーテをスペイン語で読む」です。
私がスペイン語を始めた20年以上前に
NHKのラジオ講座をなさっていた方で
スペインに対する愛情とか、語学を学ぶこととは、
ということに真摯に取り組んでいらして、
私はとことんほれ込みました。
この先生の「スペイン語落ち穂拾い」も
いまだに私の愛読書です。
文法書は数々この世にあれど、この先生の
本は、語るように雑談しながら、スペイン語を
解説していくというスタイルで、引き込まれます。
「ドン・キホーテを・・・」も1986年の版ですから
相当古いですけど、内容は今もすばらしい。
原本ドン・キホーテを読んでみたいと思いました。
今日出てきた、ドン・キホーテの一節
En mi la gana dehablar siempre es primer
movimiento, y no puedo dejar de decir,
por una vez siquiera, lo que me viene
a la lengua
(話したい気持ちが私にはいつも最初にまずあり、
口へ出てくることを、たとえ一度きりでもいいから
言い切ってしまわないと気が済まない。)
語学って、そういうことですね。
話すべき内容がなければ、いくら学んでも意味なし、
というか空しいってことかと。
国際人の意味もわからずに、やみくもに
語学学校にお金をつぎ込んだり、
語学の授業を小学校から始めたところで、
ある意味ナショナリスト的な部分を
子供たち持たせたり、自分自身の確固とした
考えを持たせることを考えていかない限り、
意味のないことのように思います。
同じ県内とはいえ、はるか遠くにあるため
通学は厳しいけど、本当に行ってよかった。
来週が楽しみです♪