・イリヤのセリフから聖杯戦争の目的の自分なりの理解です。(ゲーム版の説明も含んでます。多分に語弊あるので、軽く聞き流してください。)

①7人の魔術師とサーヴァントが争って、最後に残った1組が聖杯を勝ち取るってのは表向き。実際にはサーヴァントの魂を聖杯に取り込んで、その力で外界に出る儀式をするのが目的(そのため、サーヴァントさえ召喚しだてくれれば外来の魔術師は不要で、御三家からすれば殺し合いの体裁で始末できれば好都合)。もっとも、臓硯は不老不死が目的だし、アインツベルンは第3魔法の成就が目的になってきてるので、同床異夢とも思えますが。

②3次のときにアインツベルンがルールを無視してアンリマユを召喚したものの、普通の人間を無理やり英雄にしたもののため、あっさり敗退。問題はその後で、この英霊の在り方を(人々の善性を証明するために悪魔に仕立てられた)聖杯が願いとして受諾してしまい、60億の人間を呪い殺す本物の悪魔として聖杯内で養分補給しだし、以降の聖杯戦争が狂いだした。(フェイトゼロで切嗣が聖杯を壊したのは、これを危険視したため。)

③4次の戦争のおり、臓硯がこのサーヴァントの存在に気付き、桜の体内に破片を埋め込み、黒聖杯化。Heaven's Feelで動き出したのは、最終的に桜の身体を乗っ取ってアンリマユを制御化におき、アンリマユの身体を乗っ取る算段(このサーヴァント自体が第3魔法の具現化みたいなので、理屈の上では乗っ取れば不老不死になれるってことか)。

④解決策としては大本の駆動式である大聖杯を見つけて破壊すると。アンリマユの本体もこの中にいるので取り除けば・・・とも思ったんですが、強力過ぎて無理があると。桜の状態を見た限り、変貌が過ぎるので。アサシンや臓硯もいるし、回避しながらだから無謀かと(最も臓硯もアサシンも桜に潰されますが)。

 ・宝石剣の件で遠坂邸行ったりっていうのは、状況の補強的な目的はあったのか。原作だと土蔵で作ってたはずだけど、成功率を上げるためでしょうか?セイバーオルタを倒すためにライダーと共闘する件とか、戦闘面で凄い見ごたえありましたわ。

 ・エンディングも多少簡略化してるものの、イリヤが大聖杯の扉を閉める際にアイリらしき人物に飛びついたり、士郎の身体を新調するための人形調達とかもあったのは面白かったり。原作を知らないと分かりずらい(尺の都合で端折らざるを得ない部分があるので)側面があったけど、いつかはTV版でやってほしいなんて思います。話が長いので、4クールぐらいでやってくれればなんて思いながら、これでも尺が足りるかなぁ?