もう、アイツがいなくなってどれくらいたつのだろう・・・そう思えるほどに時の経つのが遅い。いや、永劫であるかのようにさえ感じる。
去年の夏だってずっと一緒に過ごしてきた、だから今年の夏も一緒に過ごす。そんな当たり前に思えたことは思いもよらないことで、まるで泡のように消えていった。
まさかそんなことで・・・そう思えるほど些細な出来事でアイツはいなくなった。
アイツがいないなんて考えたこともなかった、どうやってこれからアイツのいない夜を越えてゆかねばならないのか!?それを考えるだけで不安と恐怖が交互に襲ってくる。
アイツの代わりなんていない・・・そんな絶望に陥っていた今日・・・運命のいたずらか?まるでうちひしがれているのを見透かされているようにコイツに出会ったんだ。アイツとは何もかも正反対、まるで夏の化身のような黒い肌、一目惚れだった。
アイツのことは忘れられない、だけどいつまでも過去にしがみついているんじゃ、アイツに笑われちまう。
今こそ新しい生活をスタートさせなくちゃいけないんだ!だから今日からコイツと新しい夜を、そして夏を過ごしていく!それこそがアイツの遺志をもっとも叶えることなんだと!




注約
登場人物

閑話休題の日々-アイツとコイツ
左…コイツ 右…アイツ


些細な出来事
閑話休題の日々-原因
これが風で飛ばされて蚊取りに直撃、スイッチ部が破壊されて修理不能に・・・

現状
閑話休題の日々-現状
なんとか蚊に怯える日々を脱出、偉大なりノーマッド。

参考
http://www.earth-chem.co.jp/top01/hae_ka/nomat_set/buta.html#VARIE