僕と彼女はカウンターから一番遠いところにあるフロアテーブルで、バーに腰掛けながら、ビールを注文した。

そこで彼女は赤裸々に、職場の男達とのセック○を僕に報告してくれた。

オフィス内でしたセック○や、同期の男性何人の目の前で裸にさせられたこと、そこで複数プレイまでしたこと、などなど。1年半の間に、彼女は歯止めがきかないくらいのセック○依存症になっていたのだ。

僕はそんな話を表面上は楽しく受け流してはいたものの、彼女は僕を追い越し、僕はもうついていけないな、とも感じ始めていた。確かに僕もセック○に関してドライだが、独占欲もある。調教してきたつもりの奴隷が、勝手に他の男と交わることに、また羞恥心を感じさせずにあからさまな話をすることに、違和感が拭えなくなっていたからだ。

しかし、一緒の時間を過ごしていくなかで、、、、、
そんなエミコをもう一度いじめたくなった。

さんざん飲んだあと、彼女はトイレに立とうとした。

「ちょっとお手洗いいってくる」

「だめ。ここで我慢しなさい」

僕は急に態度を変え、彼女に命令した。
しかし、おもしろいことに、彼女はそう言われると。。。。

「・・・・はい・・・」

と従順に頷いた。そう。彼女は強く出られると拒否ができない。

そのうち、彼女は言葉数も少なくなり、もじもじし始める。

「・・・ね。行ってもいい?」

「まだだめ。もちょっと我慢して」

やがて、彼女の行動が鈍くなり、、、、、

エミコは顎を引いて、カラダに力を入れ、、、、小刻みにぶるぶるっとカラダを震わせた。

「・・・・・軽く、、、、イっちゃった」

恋愛女王―SMに学ぶ88の成功法/中谷 彰宏
¥1,470
Amazon.co.jp