もちろん、それからも彼女とはアルファインや野外などで行為を続けてきた。

しかし、少しずつ、歯車がかみ合わなくなってきたのは、、、、
お互いにわかっていたのだ。

そういった嗜好に目覚めた彼女はどんどん進化していったと言っていい。
そして、最初に見せたあの甘ったれた視線に、根っからの淫乱な空気がかもし出されたことで、
彼女は仕事で知り合った何人もの男に抱かれるようになっていった。

僕との関係も続け、おにいちゃんと呼んでいた彼氏との関係も続けながら。

気がつくと、エミコと知り合って、1年半が過ぎていた。

僕は僕で、新たな女の子を捕え、その娘との関係に溺れつつあった。
その娘はM女でも何でもなかったが、まったく別のタイプであった新鮮さは僕を魅了していた。

少しずつ、、少しずつ、、エミコを会う回数が減り始めた。
最初は1週間に2回は会って抱いていたのが、、月に2-3回となり、、、
この時は、2ヶ月ぶりに会ったのだった。

僕は彼女と銀座で待ち合わせをしていた。
久しぶりに連絡を取り合い、会おうということになっていたのだ。

会ったのは、銀座1丁目のイタ飯屋。
久しぶりだったので、また、お互いにカラダ的な欲求は他で満たされていたためだったのか、ホテルに行こうともならず、普通のデートのようにレストランでの待ち合わせとなった。

僕たちは楽しく笑い、食べ、飲んだ。
エミコが何人にも抱かれたということを話してくれたのもその時だった。

さんざ食べた後、僕たちは京橋方面まで歩き、僕がよく通っていたバーに入った。
そのバーは、階段を下りた地下にあり、薄暗い照明に、80~90年代のポップス・ロックなどをガンガンにかけてくれる渋めの店だ。

カウンターは4席。スタンドデーブルが奥に4つ。腰掛けられるような小さな椅子もある。
フロアはやや広めで、、、、一種クラブのような、そんな感じの店だった。

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