1931☆つがる市(西津軽郡木造町) | まのつくものが、すき

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マラソンとか、マンホールとか、うまとか。

南の島のふわこさんから
北の果て青森県の蓋が届きました。

それも、土偶だ


描かれているのは亀ヶ岡遺跡の土偶のシャコちゃん
町の木マツ
そしてイチョウ。

マツとイチョウは町章にも使われているモチーフです。

さて、愛称シャコちゃん
正式名称は遮光器土偶

聞き慣れない言葉ではありますが
一般的に知られている土偶のことです。

ゴーグルみたいな遮光器を付けているような姿なので
本当の名前は遮光器土偶なのだそうです。

ちなみに'亀ヶ岡'という地名は津軽藩2代目が
亀ヶ岡城を作ろうとしたときに土器や土偶とともに
甕(かめ)がたくさん出土されたからで

'木造町'という地名は築城のとき地面に木を敷いて
道路を作ったことに由来するそうです。

ま、築城中に一国一城のお達しが出たので
亀ヶ岡城は幻の城となったんですけどね。

つがる市もそうですが、東北地方は市章に戦国武将の家紋を使うことが多いなど
蓋の紹介をしながら日本史の勉強ができて面白いです。

そして、木造町の蓋で歴史以上に特筆すべき点は
右上に書かれた'クリーン'です。

つがる市ホームページを見ると次の一文が。

汚水と明示する予定であったが、暗い感じがするのでクリーンと明示した。

いろんな蓋を見てきましたが、このパターンは初めて。

水道課の人があーでもない、こーでもないと議論したのでしょうか。
やはりマンホールは面白い。

木造町は駅舎も面白くて、シャコちゃんがどーん☆


古き良き昭和の時代までは普通の駅舎だったそうなのですが
昭和63年に国のバラマキ政策として行われた
「ふるさと創生事業」の交付金1億円でシャコちゃんを作ろうと思いついちゃったんだそうです。

そして結果として2億1千万円かかったので1億円以上の持ち出し・・・

無駄遣いするんじゃないよ!と小言の一つも言いたくなりますが
この写真を撮ったふわふわ友は土偶好きとのこと。

彼女のようにシャコちゃんが木造町来訪のきっかけになるのであれば
無駄ではないのかもしれないですね^ ^


おまけ)
土偶石鹸。


本気の土偶好き。