「どこかでお風呂に寄る?」
「ダメージが大きい。家に帰りたい」
たしかにそう言っていたはずなのに
車に乗り込み、いつのまに調べたのか
「行ってみたいカフェがあるから亘理へ行こう」
亘理町のマンホールは
去年復興マラソンを走ったときに見つけたね。
亘理町もコースの一部なんだよね。
そして、復興マラソンで一番美味しかった'はらこ飯'は
亘理町の郷土料理なんだよね。
亘理町のお蓋は町の花サザンカと町章。
内側のサザンカとサザンカの間の模様が相撲取りに見えるのは、わたしだけ?
やまいちナビに誘導され'はらこ飯発祥の店'の前を通過し
海沿いのひろーい土地にぽつりぽつりと建物が建っているその場所に着いたのは
15時を回った頃でした。
手入れの行き届いた、自宅兼店舗は
思わず「お邪魔します」と言いそうになる
というかお邪魔しますって言った気がするアットホームさ。
ご夫婦で営むカフェ笑夢は大変居心地がよく
優しい接客にまるでおじいちゃん家に来たような気分。
ここに来る前に市場でミニはらこ飯を食べていたので
最初はケーキセットを注文したのですが
「ランチが凄いらしいよ!」とやまいちくんが言うのでランチへ変更していただき
ワクワクしながら待つわたしの前に運ばれてきたのは、こちら。
盛りだくさん!美味しそうっ❤︎
キャッキャ言いながら写真を撮っていると
「このこも仲間に入れてあげてください」と
カニ汁がやって来た‼︎‼︎
改めて撮影をして、もくもくと食べる。
カニを前に口数が減るわたし。
ただ目の前のカニと向き合い、剥きまくり
ひたすら食らう。
その殻の中身が空っぽになるまで・・・
と、幸せな時間を噛み締めていたら
「若い子が来ると嬉しくてね、サービス」と
はらこ飯がやって来た‼︎‼︎‼︎
何から手を付ければよいか分からなくなる贅沢ランチ。
たくさん食べられる胃袋を持っていてよかったなぁと心から思いました。
もちろん完食。わたしはマラソン走ってないのにね。
食後はハンドドリップで淹れたコーヒー&パンプキンケーキ
これで1000円だなんて、神保町OLには信じ難いクオリティです。
遠いので気軽には行けないけれど
復興マラソンのアフターは毎年ここで決まりだなー
その後は近くのわたり温泉鳥の海へ。
露天風呂から海が見えるこの温泉
びっくりするほど泉質がよく
わたしはお肌ツルツル
やまいちくんはちゃんと歩けるようになりました。
そして、これは温泉を出た後
近くの市場で買い物をしたときに知ったのですが
東日本大震災の時にはこの建物が避難場所となったのだそうです。
温泉に浸かりながら綺麗だなーとぼんやり眺めていた海は
あのとき建物の2階にまで達する津波になったのですね。
建物のまわりは何もなくて
夕陽と月の美しさが際立っていました。
それでもまた海釣りを楽しむ人がいたり
津波で家を流されたけど「海を見ながら寛げる場所にしたい」と
元の場所より更に海に近い場所でカフェを営む夫婦がいたり(って食べログに書いてあった)
亘理町では人間の強さを知りました。
なお、今日のタイトルについて詳細はこちら。
観光振興事業のひとつって・・・他にも何かあるでしょうに。
不覚にも笑ってしまったけどね(´・_・`)
また来るね!わたり!








