ボーイズトーク | 芳村直樹のブログ

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シャンソン歌手・芳村直樹の自己満足的な東京散歩ブログです


NHK大河『光る君へ』感想ブログです
注意⚠️ネタバレ

 画像はNHK公式サイトから借用
 役者名は敬称略にすることをお許し下さい


さて、このシーン

超一流貴族藤原北家の

若手ホープ3人が

直衣(のうし)姿で

ボーイズトークです


3人のうち


この2人は説明済み

あと1人

簡単に紹介しましょう


藤原斉信(967〜1035)

第3回時点で数え18歳です


藤原北家九条流

大納言(のちに太政大臣)藤原為光の次男

道長の従兄弟にあたります


天元4年(981) 従五位下に叙爵

まもなく花山朝で、従五位上、侍従に叙任

のちに一条朝で活躍する

四納言(しなごん)の一人

(源俊賢、藤原公任、藤原斉信、藤原行成)

和歌や漢詩、朗詠や管弦にも通じ

当代随一の文化人としての名声も高かった

とのことです


3人の会話を聞いていると

やはり

超一流貴族ならでは

選民意識が強いです


公任にいたっては

ナルシスト的な要素もアリアリですよね

「運がない女には近づかない」と

かなりの強気です


斉信も

源倫子が未婚なのは

「俺を待ってるかも」とは

自信家なのかもしれません


イケメンたちは

あまり批判が出ないから

羨ましいですよ 全くw



肝心の道長は


公任「お前、女子に興味がないのか?」

道長「あるよー」


前のブログに書きましたが

柄本佑

台詞回しは朴訥で

まるで素人の学芸会なのに

めちゃくちゃ

表情が豊かで

嬉しくなっちゃいます




このシーンは

『源氏物語』のオマージュと

話題になっていますが、

僕も、それを感じました


『源氏物語』第2帖『箒木』


お恥ずかしい話

僕は『源氏物語』を

全編読破していませんが、

初っ端の

『桐壺』『箒木』『空蝉』『夕顔』あたりは

相当回数 読みこなしてますよ


「雨夜の品定め」

と呼ばれる女性品評会

光源氏ら4人の男たちによる

ボーイズトークが

描かれているんですよね






今年の大河

『光る君へ』は


『源氏物語』のことに

直接は触れずにいても


徐々に徐々に

『源氏』の世界に引き込まれてゆく感じ


そんな流れが

実に気持ちいいです






柄本佑の気どらない表情に癒されます



今回は、こんなところです。。。