鶴丸→平盛綱 | 芳村直樹のブログ

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シャンソン歌手・芳村直樹の自己満足的な東京散歩ブログです


注意●ネタバレあり
◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
第39回『穏やかな一日』あらすじ&感想その7

北条泰時〈坂口健太郎〉

北条義時〈小栗旬〉


黒義時

泰時の居室に来るなり

いきなり横に寝っ転がって

「あ〜あ、いささか疲れた」だって


青年時代の義時ファンからしてみると

すっかりオヤジになった義時を見て

百年の恋が冷める想いです


若い頃の義時は

例え田舎者で(ドン臭い部分があっても)

もっとキチンとした行動をしていましたよ



で、

寝そべったままで

家人の鶴丸に向かって

「諱(いみな)を付けてやろうか」だって


もちろん、

主従関係はあるだろうけれど

家人をバカにして、

無礼な態度だと(僕は)思いますな


ま、鶴丸にしてみれば

主人がどんな格好をしていようが

突然の展開に大喜びでしょうけどねー

鶴丸→平盛綱〈きづき〉


泰時「平ですか?」

義時「鎌倉に平家ゆかりの者がいる

よいではないか

源氏の世が安泰となった証だ」

泰時「盛綱というのは?」

義時「これからも太郎の

命綱となってほしいからな」


盛綱「ついでに御家人にしてもらうわけには?」

泰時「調子にのるな」

義時「本日の弓の技競(わざくらべ)に紛れ込め

そして 一際目立つ働きをしてみせよ

それを弾みに鎌倉殿に掛け合ってみる」


鶴丸→平盛綱

というのは、

ちょいとばっかし驚かされました

この先、

平盛綱らは

御内人(みうちびと)という ククリ

北条得宗家代々(執権)直属家臣となるのです




で、

弓の技競べ

八田知家〈市原隼人〉



鎌倉殿・源実朝〈柿澤勇人〉

泰時の命中に大はしゃぎw


で、

鶴丸=平盛綱

はたして・・・


見事に命中してしまったわけです


ところが、

喜び溢れて抱き合った泰時と鶴丸=盛綱

このハグがいけなかった💦

鎌倉殿、嫉妬の炎がメラメラメラ🔥🔥ですよ




実朝「あの盛綱というのは」

義時「実は北条の家人で

太郎の幼なじみでございます

よい機会です 御家人にしてやりたいのですが」

実朝「それはならん」

義時「はい?」

実朝「分不相応な取り立ては災いを呼ぶ」

義時「あの者は充分な働きをしてまいりました」

実朝「一介の郎党を

御家人に取り立てるなどあり得ぬ

和田義盛の上総介推挙を止めたのは

お前ではないか

守護の任期を定めたのも

御家人たちに勝手をさせぬためでは

なかったのか お前らしくもない」




これは、鎌倉殿

くだらんヤキモチ(嫉妬)から

大失敗をしてしまいましたねー

泰時の幼なじみだと言っているのだから

(愛だの恋だのじゃないんです)

御家人の件を認めてあげれば

泰時も喜び、鎌倉殿に感謝したでしょうに

ついでにいろいろ義時を責めてしまい

取り返しのつかない状態となりました




義時「鎌倉殿の言うとおりにございます

忘れてください

さて、どうやら 私はもう要らぬようです

あとは鎌倉殿のお好きなように進められるがよい

伊豆へ引き下がらせていただきます」


なに、なに、なに、黒義時のイヤラシサ!!


実朝「私が間違えていた その者を御家人に」

義時「鎌倉殿が一度口にしたことを翻しては

政の大本が揺るぎます」



なに、なに、なに、黒義時のこのスゴミ!!


義時「私のやる事に口を挟まれぬこと

鎌倉殿は見守ってくださればよろしい」


勝負あり!!!!!


悲しいけれど

この時点で、鎌倉殿は

「お飾りの将軍」であることを

自らが認めたこととなりますな


それにしても

黒義時の恐ろしさ

ここまで描くか!?と

三谷さん当人のことも

恐ろしく感じてしまいます