義円 | 芳村直樹のブログ

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シャンソン歌手・芳村直樹の自己満足的な東京散歩ブログです


注意●ネタバレあり
◎大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
第10回『根拠なき自信』
登場人物補足

突然
案内役もなしに
見知らぬ坊主が
源頼朝〈大泉洋〉
北条義時〈小栗旬〉の前に現れ
「ヒヨドリではありません
 ツグミです」って
御所のセキュリティーは
どうなってるんでしょ?w

義経の時は
さんざん疑われたのに
今度の義円
すんなり入れたのは
やっぱ外見でしょうか?w



義円〈成河〉


源義円(みなもとのぎえん)

源義朝八男

母親は常盤御前

生誕年 久寿2年(1155)

死没年 治承5年3月10日(1181.4.25)



源義朝には何人も妻がいました

源頼朝は

義朝三男ですが

母親が義朝正室・由良御前なので

嫡男となりました


https://ameblo.jp/manhattan1980/entry-12119820368.html


ドラマ第10回には

義朝六男の

源範頼〈迫田孝也〉も

お目見えしましたが

その母親は磐田の遊女とされています


そして

ラストシーンに登場した

義円

この母親は常盤御前です


常盤御前は

『平治物語』『義経記』など物語の中で

76代近衛天皇の中宮九条院(藤原呈子)の

雑仕女を採用するにあたり

都の美女千人の中から選ばれた十人のうち

最も聡明で美しかったとされています


源義朝の側室となり

七男・今若(のちの阿野全成)

八男・乙若(のちの義円)

九男・牛若(のちの義経)を産みました


今回のドラマでは

今若、乙若、牛若の三兄弟が

異母兄・頼朝の御所で

再会することとなります


阿野全成〈新納慎也〉


源義経〈菅田将暉〉


史実では

おそらく叶わなかった

三人の再会劇ですから

おおいにドラマチックに

演出してもらえたら嬉しいですねー



Wikipediaによれば

治承5年

尾張で挙兵した

叔父・源行家に参陣

墨俣川(すのまたがわ)の戦いで

平重衡らの軍と対峙します

単騎敵陣に夜襲を仕掛けようと試み失敗

高橋盛綱と交戦の末 討ち取られました

『吾妻鏡』には

義円が頼朝のもとに赴いた記述がなく

直接尾張に入ったと思われますが

頼朝の指揮下に合流し

頼朝の命で派遣されたのではないか

とする推測もあるとのことです